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イオン/カルフールのマレーシア事業を151億円で買収

2012年11月01日 / 海外経営

イオンは11月1日、カルフールと、カルフールのマレーシア事業子会社であるカルフール・マレーシアの発行済株式を100%取得する株式売買契約を10月31日に締結したと発表した。

取得金額は1億4700万EUR(約151億円)で、イオンビッグマレーシアへ社名変更する予定で、代表取締役社長には、10月31日付でイオンアセアン本社代表取締役社長の尾山長久が就任する。

カルフール・マレーシアは、マレーシアの流通業界で、売上高第4位の流通企業で、1994年にマレーシア市場へ参入し、マレーシア半島の都市部を中心にハイパーマーケット26店舗を運営している。

イオンは、1984年にマレーシアでの事業を開始し、子会社であるイオンマレーシアは、マレーシア国内でGMS25店舗、スーパーマーケット4店舗の計29店舗を運営し、約30億マレーシア・リンギットの売上高で同国で第3位の流通企業に成長している。

今回の買収によりマレーシアで売上高第2位の流通企業グループとなり、今後、マレーシアにおいて出店スピードを加速し、2020年までに100店舗体制を構築する。

なお、11月1日よりアセアン地域を統括するイオングループアセアン本社が本格的に稼動する。

同本社のもとイオンマレーシアとイオンビッグマレーシア両社間における商品等の共同調達、マーケティングコスト削減等の経営効率の追求に加え、カルフール・マレーシアの持つハイパーマーケット運営ノウハウを早期に吸収し、アジアシフトを強力に推進する。

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