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宝飾品市場/2012年は1.8%増の9110億円

2013年02月25日 / 商品経営

矢野経済研究所は2月22日、宝飾品(ジュエリー)市場に関する調査結果2013を発表した。

調査によると、2012年の国内宝飾品(ジュエリー)小売市場規模は、前年比1.8%増の9110億円とプラス成長となった。東日本大震災による落ち込みの反動も挙げられるが、富裕層の消費が回復してきていることも一因という。

2011年から、地金価格の高騰が続いている。結婚指輪やネックレスチェーンなどの石の付いていない地金商品は、地金価格に連動して販売価格も上昇する傾向にある。こうしたなか、消費者は将来の値上がりへの期待や資産目的で地金商品を購入するケースも出てきている。

今後の国内宝飾品(ジュエリー)小売市場規模は、2013年9374億円(2.9%増)、2014年9824億円(4.8%増)と堅調に推移し、2015年には1兆円規模の回復を予測する。

景気回復への期待が高まるなか、今後の宝飾市場も拡大基調になるものと考える。そのほか、消費税増税前の駆け込み需要なども期待されるという。

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