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医薬部外品市場/2012年は1.7%減の1兆557億円の見込み

2012年02月20日 / 商品

富士経済は、医薬部外品マーケティング要覧2012を発表した。

日本の薬事法に定められた医薬部外品の内、化粧品・トイレタリーグッズの範疇にある品目、衛生材料である生理処理用品、2004年に医薬品から移行した「新・医薬部外品」の国内市場を調査したもの。

調査によると、2012年の市場規模は、前年比1.7%減の1兆557億円と見込む。ドリンク剤が回復に向かい、引き続き薬用オーラルケアと薬用ヘアケア・スカルプケアが伸びるが、他の多くの品目がマイナスとなるのが影響するという。

調査対象は、薬用オーラルケア3品目、薬用スキンケア8品目、薬用ボディケア10品目、薬用ヘアケア・スカルプケア4品目など、合計21分類、45品目とした。

2011年の医薬部外品市場は2.7%減の1兆743億円だった。薬用オーラルケアでは薬用歯磨剤や薬用洗口液が伸びたほか、節電により夏場に薬用ボディケアでは制汗消臭剤、殺虫剤では電気や電池を使用しない蚊取線香の需要が拡大した。

しかし、薬用スキンケアでは拡大を牽引してきた通販ブランドの伸びが2011年に入り鈍化し、低価格品への需要シフト等により縮小した。

ドリンク剤が生産設備や物流拠点を被災した上位企業の一時出荷停止により前年を下回るなど、マイナスとなった品目も数多く見られたという。

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