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さいか屋/シダックスとの賃料減額訴訟で和解

2014年03月13日 / 経営

さいか屋は3月13日、シダックス・コミュニティーから、横浜地方裁判所に提起されていた賃料減額請求訴訟について、裁判上の和解が成立したと発表した。

和解により、シダックス・コミュニティーに対し、解決金として2281万9000円を支払う。解決金については、2014年2月期の特別損失として計上する。

2009年6月1日、シダックス・コミュニティーとさいか屋は、さいか屋横須賀店南館の定期建物賃貸借契約を、月額賃料800万円(税別)で締結。

2009年8月22日からシダックス・コミュニティーがカラオケ店の営業を開始し、さいか屋は、事業再生計画に基づき、2010年5月、横須賀店については大通り館を閉館し、新館・南館で百貨店の営業を継続することになった。

これに対して、「大通り館の閉館により南館付近の集客効果が契約締結当時に比べて著しく低下し、同店は大幅な赤字経営を余儀なくされている、大通り館の閉館という状況の変動により、近隣同種の建物の賃料と比較して賃料が著しく不相当な状態となった」として、シダックス・コミュニティーから、2010年8月10日付で5235万円の賃料減額請求訴訟が提起されていた。

これまで、訴訟において主張を尽くしてきたが、これまでの訴訟経過、事案の内容、訴訟を継続した場合の訴訟費用の増加などを総合的に勘案した結果、和解により早期に解決を図ることが最善の策であると判断し、裁判上の和解をしたという。

賃料は4月1日以降、月額722万円(税別)に改定した。

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