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ゼンショー/朝日新聞の3K発言記事で反論

2014年05月21日 / 経営

ゼンショーは5月15日付朝日新聞の記事について、見解を発表した。

同日付の朝日新聞朝刊に、小川賢太郎会長が「『日本人はだんだん3K(きつい、きたない、危険)の仕事をやりたがらなくなっている』と嘆いている」という趣旨の記事が掲載された対応。

記事が一部で拡大解釈され、小川会長が「すき家」の仕事を「3K」仕事だと捉えているかのように捉えられているため、本件に関連する記者会見でのやりとりの一部始終を公開した。

記者)たとえばマックなどは「ない」と言っているんですけども、24時間というのが大変なのか、定着率とか、そういうところにも問題があったのか。

回答)おっしゃるように、24時間営業、深夜というものはいちばん難しいですね。24時間営業をやっているコンビニとか、スーパーマーケットとか、そうとう地方でもいま大変だという話をうかがっています。

「日本人がだんだん3Kをやりたがらない」と昨日どこかの記事にも載っていましたけれども、労働力のミスマッチですよね。事務職にはなりたい人がいっぱいいて、だけど現場の仕事はミスマッチでやりたい人が少ない、という現状は確かにあると思います。

ただまあ、それを言っていてもしょうがないので、その中で経営努力をしてきたわけですし、これからもしていくということで、インフラとして機能させていくということが我々の責任だと思っています。

「日本人はだんだん3Kの仕事をやりたがらなくなっている」という部分については、記事(5月17日号の東洋経済の記事「誤解だらけの介護職~もう3Kとは言わせない」と題した特集記事)にそういう趣旨が書いてあったと述べたものであり、小川会長の所感を述べたものではない。

文脈としても「すき家」のことではなく日本の労働市場全般に関する一般論を述べた中で語ったもので、一部事実と異なる報道があったことは大変遺憾としている。

なお、マスコミの誤報を収集、検証する一般社団法人「日本報道検証機構」は、ゼンショーからの訴えを受け、小川会長の発言を歪曲して伝えた15日付の朝日新聞の記事について、17日に誤報の疑いありと注意喚起した。

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