ジーユー／店舗スタッフ、レジ・接客・陳列でコンテスト　【ルポ】

ジーユーは7月23日、東京ミッドタウン内の本社で「第1回 GU Star Staff Contest」を開催した。

＜Star Staff Contest＞

初の社内合同コンテストで、「おしゃリスタ部門」「レジ部門」「品出し部門」の3部門合同で開催。

店舗スタッフは全部門業務を兼務するため、自分が参加しないコンテストを見ることで、幅広い学びの場を提供する取り組み。

＜コンテスト会場の全景＞

接客ロールプレイングコンテストを行うアパレル企業は多いが、レジや品出しを含めて、合同でコンテストを開くのは珍しい。

本部の営業支援スタッフが発案した取り組みで、スタッフを主役にし、ファッションとサービスの水準を引き上げる狙い。

個人が持つ優れたスキルを抽出し、見える化することで、ベストプラクティスの全店への波及を目指すという。

＜柚木社長もコンテストを視察＞

全国を6ブロックに分け、約800人の従業員が参加し地区予選を実施し、エリア代表を選出。当日は全国から選出された約150人の従業員が参加した。

＜接客ロールプレイング＞

＜マネキンへの着せつけ＞

ファッションアドバイザーで接客を担う「おしゃリスタ部門」では、マネキンへの着せつけと接客ロールプレイングを行った。

競技前には、おしゃリスタが自らのコーディネートを解説し、スーパーバイザーがお客役となり、商品ディスプレイと什器で再現した売場で、実際に接客を行い、言葉使い、笑顔、商品提案力などを評価した。

＜レジ部門＞

レジ部門では、4台のレジを設置し、1人で5人のお客に対応。

商品登録の速さ、笑顔、接客用語などを採点。実際のレジ応対で発生するさまざまなパターンも再現し、補正対応（ボトムスの裾上げ）や返品交換、ギフト対応、クーポン使用などの対応も評価した。

＜レジ待ちの対応も評価事項＞

レジ待ちのお客に対する気遣いとして、「大変、お待たせしてすみません」の一言があるか、お見送りの言葉として「ありがとうございます。どうぞまたお越しくださいませ」の一言があるかなどもチェック項目とした。

＜品出し部門＞

＜ハンガー陳列の様子＞

品出し部門では、ハンガー陳列によるハンギングと畳み陳列の2つの作業を評価した。

段ボールから商品を陳列するまでの速さ、陳列の美しさに加え、品出し後の段ボールやビニールなど包装資材の後片付けまでを評価対象にした。

＜陳列部門での総評の様子＞

各部門とも、競技後の評価担当者による総評を行い、良かった点、悪かった点を含めて、競技参加者へのフィードバックを行った。

＜おしゃりすた部門優勝者＞

＜レジ部門優勝者＞

今回の優勝者は、おしゃリスタ部門はビックロ新宿東口店の野頭希望さん、レジ部門は大分南店の下畑明菜さん、品出し部門はクロスガーデン手稲前田店の滝山綾乃さん。

＜品出し部門優勝者＞

コンテストの参加者には、学びのシートを配布、自ら学ぶだけでなく、気が付いたことをメモし、各店舗のスタッフへ伝える役割も期待した。

＜大迫営業部部長＞

大迫博文営業部部長は「一言だけ言いたいのは、本当に皆様のおかげでジーユーがやれていると思いました。皆さんから学ぶことが非常に多かったです。皆さんも多くのことを学んだと思います。非常にいい機会だったと思うので、2回、3回と続いていってほしいと思います」とコンテストを評価した。

今後も同様のコンテストを半年に1回を目途に開催する計画で、第2回は来年1月に東京で開催する予定だ。

＜参加者の集合写真＞

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