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キッチンファクトリー/飲食店運営、破産で負債50億円

2014年09月08日 / 経営

帝国データバンクによると、キッチンファクトリ-(旧ハッピーダイニング)は、債権者から破産を申し立てられ、9月2日に松山地裁から破産手続き開始決定を受けた。負債は金利延滞利息15億円を含む、約50億円。

2006年4月に設立した飲食店運営業者。同年5月にレストラン「THE MERCER」を出店し、松山市内に順次店舗を展開した。ピーク時には、飲食店8店、エステサロン2店を運営するほか、上海万博にも出店するなどして、2010年3月期には年売上高約19億2800万円を計上していた。

しかし、出店に伴う資金負担や、本業以外への投資失敗により借入金が膨らみ、金融機関に対する返済が滞っていた。

このため、金融機関の協力を得て返済計画の見直しを行い、不採算店舗は順次閉鎖。2014年3月期中には、直営店舗の経営から撤退して他社店舗の受託運営に特化したが、厳しい資金繰りが続いていた。

2014年5月には、それまで代表を務めていた宇都宮貞史氏から代表交代し、本店を大阪市中央区に移転したが、同年7月には宇都宮氏が代表として復帰、現商号に変更し本店住所を現所に移転していた。

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