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ZARA/物流センターから店頭までRFIDソリューション採用

2014年10月16日 / IT・システム商品店舗海外経営

世界的なアパレルブランド「ZARA」等を展開するインディテックス社は、物流センターにチェックポイントシステムのRFIDソリューションの採用を決めた。

<ZARAのRFID展開の概要>

インディテックス社の物流センターに、段ボール、パレット、ハンガーなどさまざまな納品形態を持つ大量の衣料品に付けられたタグに、高速にエンコーディングするRFIDソリューションを納入した。

このハイスピードエンコーディングソリューションは、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせて提供され、手動で段ボール箱を開けたり、個々の衣料品に触れたりすることなくエンコーディングを行う速度と精度に定評がある。

タグにエンコーディングを行うことでインディテックス社の個々の商品に独自コードが割り当てられ、自社の在庫管理を自動化することが可能になる。

このため、数量やモデル、サイズ、カラーにまつわる梱包ミスを避けながら、物流センターから店舗への商品発送処理を自動化できる、梱包形態に影響を受けずに納品精度を自動的かつ高速にチェックすることが可能となる。

既に、このRFIDプロジェクトは、22か国で700以上のZara店舗で稼働している。

なお、同社は7月にこの導入プロジェクトを発表しており、最終的な販売まで、物流プラットフォームから、衣類の個別の追跡を可能にする。

衣服のIDは、物流業務だけでなく、全体的な顧客サービス水準の向上、流通について、より効率的で、店内の衣服の管理がより正確になり、セキュリティアラーム、内部のチップに記録される。

今後、2016年までにすべてのザラストアに導入すると予想している。

インディテックス社は、87か国に6300以上の店舗を持つ衣料品の世界大手企業で、同社最大のブランドであるZara以外にも、Pull&Bear、Massimo Dutti、Bershka、Stradivarius、Oysho、Zara Home、Uterqueを保有しているほか、縫製、デザイン、製造、物流などを担う100以上の企業を傘下に擁している。

■ZaraのRFIDソリューション
http://www.inditex.com/en/media/news_article?articleId=150174

■チェックポイントシステムジャパン
http://www.checkpointsystems.com/ja-JP.aspx

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