伊藤忠ホームファッション/元社員が循環取引など不適切な会計処理
2015年04月17日 / 経営
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伊藤忠商事は4月17日、連結子会社である伊藤忠ホームファッション(IHF)で、IHF元社員が架空在庫の作出と在庫の循環取引などを行っていたことが発覚したと発表した。
これを受け、伊藤忠商事は、外部の専門家を含む特別調査委員会を設置し、事実確認、原因究明、再発防止策の検討を行った。
なお、2015年3月期決算で約43億円の損失額を一括して処理する。
事件は、伊藤忠商事によるIHFの月次決算と在庫量の分析を契機として発覚した。IHFの元社員は、独断で、自身が担当した取引により発生した損失を隠すため、架空在庫を計上し、増加した在庫を処理するために、取引先と結託・用意周到な隠ぺい工作をし、循環取引を行っていた。