不動産情報サービスを提供するCBREが5月22日に発表したマーケットフラッシュメモによると、内閣府が発表した2015年1~3月期のGDP速報値は、物価変動の影響を除いた実質ベースで前期比0.6%増、年換算値で2.4%増となり、直前の市場予想である1.5%増を上回った。
個人消費は3四半期連続で1%台なかばの上昇と穏やかな回復傾向が続いている。前期比(年率)2.3%増となった実質雇用者報酬の増加は、4~6月期以降のさらなる成長を示唆している。
訪日外国人による消費も増加傾向が続く中、小売業の出店意欲はさらに高まるとみられ、主要リテールマーケットを中心に需給ひっ迫の状況が続くという。