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つくば管財/元・ショッピングセンター運営、特別清算で負債44億円

2015年07月16日 / 経営

帝国データバンクによると、つくば管財は2014年10月31日開催の株主総会で解散を決議、6月26日に水戸地裁下妻支部より特別清算開始決定を受けた。負債は約44億円。

1975年8月にスーパーマーケット運営を目的に設立され、大手スーパーのFC店として3店を経営していた。当地トップクラスの業容を誇り、ピーク時の97年2月期には年収入高約46億円を計上していたが、その後、経営不振から順次店舗を閉鎖していた。

2000年8月には、新たな大手スーパーをキーテナントとしたショッピングセンターの運営・管理に転身したが、近隣への同業者進出などからテナント入居率は計画を下回る状態が続き、2012年2月期の年収入高は約2億円にとどまっていた。

ショッピングセンター建設時の過大な設備投資に対する借入負担も重く、債務の一部がサービサーに売却されるなど資金繰りは逼迫、債務超過状態が続くなか、本店不動産を売却するなどして財務面の改善を図ったが、業況は回復せず、今回の措置となった。

なお、自社が運営していた事業は別会社に譲渡され、現在ショッピングセンターは通常通り営業している。

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