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レナウン/婦人カジュアル「エンスウィート」のコート売上15%増

2015年12月04日 / 月次経営

レナウンは12月2日、レディスカジュアルブランド「エンスウィート」の売上状況を発表した。

プロパー売上高は、8月20%増、9月6%増、10月10%増、8~10月累計で10%増と好調に推移した。

11月は気温が高くマーケットが苦戦する中で、エンスウィートは11月3%増と前年をクリアした。マーケットと同様にアイテムによって勝ち負けはあるが、好調なアイテムで補完できていることが実績につながった。

コートの11月の売上は15%増となった。11月に入り気温が高く推移している状況で、追加投入をかけているコーディガンが活躍し順調なスタートを切った。

コーディガンはシーズン計(9月中旬初回~3回の追加計)で4000着の販売を見込んでいる。

気温が下がってきてもコートinのコーディネートアイテムとしても使えるため、この先も消化は進むと見込む。

<ダッフルディテールダウン>
ダッフルディテールダウン

11月3連休には2万9000円の75丈ダウンが動きだすなど、防寒物が稼動してきた。

マーケットでは、ダウンコートを供給過多と判断し展開を減らしているケースもあるが、エンスウィートでは必要なアイテムと考え昨年並みに計画した。

ダッフルディテールのコートがトレンドアイテムになると注目されており、エンスウィートではダウン3万6000円とウール4万6000円でダッフルディテールをそろえた。

11月23日現在でコートは4%増だったが、その後気温が下がったこともあり30%増ペースで推移し、コート計で15%増で着地した。

今の消費者はタンス在庫にある物は購入しないため、中綿、ダウン、ウールに今年はコーディガンと、素材とデザインバリエーションをそろえたため、コート商戦も需要が取り込めると期待している。

秋商戦(8~10月)好調要因としては、7月24日、8月7日に初秋物のパックを投入。クリアランス時期の売場に鮮度を与え消費に勢いが出た。

来店客に初秋物の紹介を早くからできたことで、初秋物は35週より本格稼動した。準備を整えて秋商戦をスタートさせたことが順調な推移につながった。

エンスウィートがターゲットとしているミッシーゾーンは、実需を意識した消費傾向のお客が多くなっているため、商品展開も実需よりになっている。

今年はダウンベスト2万7000円やモッズコート4万3000円など先物を9月から展開したことで、実需客、先物客とどちらにも対応できる品そろえができていたことが需要を捉えた。

今年はファッションマーケットに、ガウチョパンツとロングカーデ、コーディガンなど久しぶりにトレンドアイテムが出た。

エンスウィートでも品そろえを整えていたことが奏功し、各アイテム追加生産をかけ、欠品せずに展開できたことが売上につながった。

特に、コーディガンは9月中旬の初回を投入から、価格は据え置きながら柄や素材の肉感を変更し3回追加生産を実施。3回目の追加は11月後半に展開する予定だ。

ガウチョパンツやロングカーデはそれぞれ2回の追加生産をした。

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