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日清食品HD/「ストレート麺製法」特許めぐりサンヨー食品などを提訴

2012年12月03日 / 経営

日清食品ホールディングスは12月3日、サンヨー食品と太平洋食品工業を相手に、サンヨー食品の一部製品が同社の特許権を侵害しているとして大阪地方裁判所に提訴したと発表した。同社は、特許権侵害行為の差し止めと、損害賠償金2億6652万円を請求している。

問題となっているのは、「ストレート麺製法」に関わる特許。従来の即席麺は製造効率を高めるため、麺にウェーブを付けざるを得なかったとされ、蕎麦やうどんなどのストレートな形状が求められる麺もウェーブが付いた状態で提供されてきた。しかし、同社が特許を持つ「ストレート麺製法」が、湯戻しの際に麺がきれいにほぐれて食べる際に真っすぐになる即席めんの大量生産を可能にしたという。同社は、サンヨー食品が当該特許を侵害しているとの立場から、サンヨー食品と交渉を続けてきたが、解決に至らなかったため、提訴するとしている。

対象となる製品は、「サッポロ一番 麺の力」シリーズや「サッポロ一番 ちゃんぽん」シリーズなどを含む11品。

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