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花王/1~6月期は国内コンシューマ事業など伸長

2014年07月29日 / 経営

花王は7月29日、2014年12月期第2四半期(1~6月)連結決算を発表した。

売上高は6659億円(前年同期比6.6%増)、営業利益は493億円(14.9%増)、経常利益は514億円(14.6%増)、純利益は316億円(73.3%増)だった。

為替の影響を除くと、売上高は実質4.8%増。

主力のコンシューマープロダクツ事業は、国内とアジアの売上が伸長した。ケミカル事業は、天然油脂の原料価格上昇を受けた値上げなどが奏功し、増収となった。

地域別でみると、為替変動の影響を除く実質売上は、アジアで19.9%増、米州で7.1%増、欧州で5.2%増だった。売上高に占める海外比率は、33.6%(前年同期は31.7%)。

一方、国内の売上高は4.1%増加した。

利益面では、原材料価格上昇の影響があったものの、国内コンシューマープロダクツ事業の増収効果と、ケミカル事業の増益がサポートした。カネボウ化粧品の美白製品を自主回収し、56億円の特別損失を計上した前年同期と比較して、純利益も大きく増加した。

同日、通期の売上高予想を従来の1兆3700億円から1兆3900億円(前期比5.7%増)に上方修正した。1~6月期の実績を反映したほか、原材料価格変動の影響などを考慮した。

一方、営業利益は1300億円(4.3%増)、経常利益は1330億円(3.9%増)、純利益は750億円(15.8%増)と、それぞれ前回予想を据え置いた。

想定為替レートは、ドル・円を前回予想の100円から101円に、ユーロ・円を135円から138億円に、それぞれ円安方向で見直した。

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