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サッポロHD/カナダの子会社が訴訟起こされる

2015年02月13日 / 経営

サッポロホールディングスは2月12日、完全子会社であるサッポロインターナショナルのカナダにおける子会社が、昨年12月12日に同国オンタリオ州上級裁判所において訴訟を起こされたと発表した。ことし1月14日に、訴状を受け取ったという。

訴訟を起こしたのは、オンタリオ州でビールを購入した2人の原告。

2000年6月に、州政府保有の販売会社と「ブルワーズ・リテイル」がビールの販売に関する取り決めを行ったことに対し、オンタリオ州におけるビール購入者が価格の高いビールを購入することになったとして、原告2人が5社を相手取り、集団訴訟を目指した訴えを提起したという。

ブルワーズ・リテイルは、「ザ・ビアストア(TBS)」というビール類の小売店を運営しており、サッポロインターナショナルの子会社「スリーマン・ブルワリーズ(SBL)」は、このTBSに出資している。両社はともに、訴えられた5社に入っている。TBSが訴訟の対象となったことから、同社の少数株主であるSBLも訴訟の対象とされたとみられる。

原告らは、被告企業に対して、損害賠償および懲罰的損害賠償として最大14億500万カナダドル(約1382億円)を請求している。

SBLは、訴訟の内容を精査した上で適切に対処していくとしている。

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