資生堂／化粧品などに関する動物実験の廃止を決定

2013年02月28日／経営

資生堂は2月28日、4月から開発に着手する化粧品・医薬部外品について、社内外での動物実験を廃止すると発表した。動物実験の代替法に基づく安全性の保証体系を確立したことを受けた決定。

もっとも、社会に対して安全性の説明をする必要が生じた場合は例外としている。

同社は2010年3月、化粧品の安全性を厳格に守りながら、動物愛護の観点から化粧品における動物実験の廃止を目指すと宣言。

以後、代替法をはじめ、安全性保証のための開発を積極的に進め、2011年3月には社内での動物実験を廃止した。

同時に、有識者などとの意見交換を行う場として「化粧品の成分の動物実験廃止を目指す円卓会議」を2010年6月から5回にわたって開催してきた。

なお、動物実験廃止の取り組みにもっとも先進的な欧州では、2013年の廃止を目指す「EU化粧品指令」が2003年に発効している。

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