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山崎製パン/4~9月期は増収も、コンビニ事業が重し

2012年10月30日 / 経営

山崎製パンは10月30日、2012年12月期第3四半期(1~9月)決算を発表した。売上高は7033億9500万円(前年同期比2.4%増)、営業利益は182億4300万円(9.6%減)、経常利益は187億8400万円(8.7%減)、純利益は83億7200万円(49.0%増)だった。

食品事業では、調理パン・米飯関連部門の売上が堅調だった。主要取引先のコンビニエンスストアの売上が好調だったほか、取引店舗数の拡大が寄与した。

一方、デイリーヤマザキなどのコンビニエンスストア事業は、コンビニ間での競争激化の影響を受けたほか、直営店のフランチャイズ化による直営店売上の減少などで低迷した。

利益面では、販売競争が激しさを増す中、物流費などの販売経費の増加や、電力料金の値上げなどの影響を受けた。前年同期に東日本大震災関連費用や資産除去債務の過年度分を特別損失に計上した反動で、純利益は増加した。

1~9月期決算を受け、通期予想は修正した。営業利益は従来予想の320億円から287億円(前期比0.1%増)に、経常利益は330億円から297億円(0.3%増)に、純利益は140億円から124億円(54.5%増)に引き下げた。一方で、売上高は従来予想の9530億円(2.2%増)で据え置いた。

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