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帝国データバンク/リユース市場を調査

2010年04月22日 / トピックス

帝国データバンクは4月22日、2月22日~3月12日に信用調査でリユース品、中古品の取扱いを確認した企業2243社に行ったアンケート調査の結果をまとめた、「リユース(中古品)ビジネスに関するアンケート調査」の概要を発表した。

回答した社数は737社(回答率32.9%)で、現在は参入していないと回答した企業数88社を除いた649社を分析対象とした。まずリユース事業の売上高(前年度比)を聞くと、個人向けでは「増えている」が38.5%で最も高く、反対に法人向けでは「減っている」が41.8%と最も高くなった。

今後の売上見通しでは、個人向けでは「増える」が最多の42.9%で、法人向けも「増える」とした割合が36.3%だったが、「横ばい」が46.3%と最も回答数が多かった。

これらについて年商規模が10億円未満と50億円以上の企業で回答の割合を見ると、売上が「減っている」と回答した企業の割合が年商規模10億円未満の場合37.9%、50億円以上の企業は29.4%と、年商規模の小さい企業ほど回答の割合が高くなっている。

市場の先行き見通しでは、「拡大する」が個人向けは39.8%、法人向けは31.7%と3割を超えてトップとなった。拡大の理由は、個人・法人向けともに「節約志向の高まり」、「環境意識の高まり」などが挙げられた。

一方、「横ばい」個人向けが29.8%、法人向けが31.6%とそれぞれ3割近くを占めており、理由として「景気の落ち込み」、「節約志向の高まり」などが挙げられた。「縮小する」との回答はそれぞれ11.7%、12.0%だった。

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