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日本セルフ・サービス協会、全国スーパーマーケット協会/公益法人改革で合併

2009年05月29日 / トピックス

日本セルフ・サービス協会、全国スーパーマーケット協会は5月29日、合同記者発表会で4月28日に認可された両団体の合併に至る経緯などを説明した。増井徳太郎・日本セルフ・サービス協会会長は合併が2006年の公益法人改革が背景になったことを挙げ、2008年5月に全国スーパーマーケット協会から合併を打診されていたと説明した。

<合併の経緯を説明する増井会長(左)と横山会長>
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このため、セルフ・サービス協会は9月に開催した理事会で合併を審議し、基本的に賛成。以後両団体の事務局で事務レベルの協議が続けられてきた。ことしの2月12日、甘利経済産業相(当時)立会いの下で2009スーパーマーケットトレードショーの会場で、増井会長、横山清・スーパーマーケット協会会長が合併契約書に調印。3月の両団体の総会でも合併が可決され、4月2日に経済産業省に合併を申請。28日に認可された。

増井会長は今回の合併を「対等の精神で」行われたとし、横山会長も「団体が乱立して異なった解釈が存在するよりも、呉越同舟でも問題を一元化して解決すべき」と合併を評価した。今回の合併はセルフ・サービス協会による吸収合併となるため、スーパーマーケット協会は消滅法人となる。

これで暫定的に「日本セルフ・サービス協会」の名称で活動し、合併後に新名称を検討する。事務所もセルフ・サービス協会の事務所を活用する予定で、重複会員を除いたスーパーマーケットなどの正会員は481社・約8000店舗、賛助会員(メーカーなど)は661社、1149社の会員数となる。正会員の売上規模は約11兆1000億円。

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