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矢野経済研究所/2009年度の和洋スウィーツ市場は2.6%減の1兆7415億円

2009年10月22日 / トピックス

矢野経済研究所が10月22日発表した「和洋スウィーツ市場に関する調査結果2009」によると、景気後退による消費低迷が続くことから、2009年度の和洋スウィーツ市場規模は前年度比2.6%減の1兆7415億円となる見通し。

全体的には厳しい市況になると推測されるが、若年層を中心とした男性消費の顕在化や通信販売チャネルの開拓など、新たな需要層への訴求により拡大が期待されると同研究所は見ている。

2008年度和洋スウィーツ市場は1兆7874億円(メーカー出荷金額ベース、前年度比0.2%増)と、2004年度以降堅調に推移した。消費者需要が低迷するなか、商品分野別では和生菓子が堅調なうえ、猛暑の影響で、アイス類のうち氷菓が好調であったことなどが市場を下支えした。

消費者の低価格志向を受けて、コンビニエンスストアではオリジナルでありながら価格を抑えた本格派洋生菓子を強化している。専業である製造小売業との垣根が低くなりつつあり、今後は業態の垣根を越えた消費者獲得競争が生じると推測する。

和生菓子の2007年度の市場規模は前年度比0.3%増の4965億円、2008年度は同0.1%増の4970億円。2年連続で堅調に推移した。2007年度の洋生菓子は前年度比0.5%減の4436億円と縮小に転じ、2008年度は同0.6%減、4411億円と引き続き減少傾向だった。

デザート類の2007年度の市場は前年度比0.8%減の4728億円、2008 年度は同1.7%減の4648億円だった。

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