流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





住友商事/メラミン混入の中国・伊利集団製牛乳の取り扱い公表

2008年09月21日 / トピックス

住友商事は、中国子会社(青島住友商事会社)において、中国で問題となっているメラミン混入の粉ミルクや牛乳を製造した中国国内の乳業メーカーの1社である内蒙古伊利実業集団股フェン有限公司(以下:伊利集団)との間で、牛乳に関わる中国国内での売買取引を有することが判明したと発表した。

この取引は、伊利集団が製造した牛乳を弊社中国子会社が仲介して、丸大食品の中国子会社である青島丸魯大食品有限公司(以下:丸魯大)に販売しているもので、取引期間およびメラミン混入の可能性については、現在調査中としている。

丸魯大ではこの牛乳を原料の一部にして、加工食品を製造しており、日本の丸大食品に輸出し、この取引の一部に関して、グループの事業会社(住商フーズ)が、丸大食品より受託を受けて輸入手続業務を行っている。

また、丸大食品はに大阪府高槻市保健所に対して、伊利集団が製造した牛乳を使用した商品を輸入販売している可能性があるとして、日本国内に流通している対象商品について販売先からの自主回収を開始している。

加工食品の原料に使用された伊利集団製の牛乳にメラミン成分が混入していたかどうかは現時点では確認できていないが、丸魯大および丸大食品にて調査中なため、取引の事実を公表することとした。    

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧