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ゴールデンウィーク書店売上動向/雑誌11.2%減、コミック14.0%減

2017年05月12日 15:00 / 商品

日本出版販売は5月12日、2017年のゴールデンウィーク(4月29日~5月7日)の書店売上動向調査の結果を発表した。

2017年のゴールデンウィークの書店売上動向は、前年比で雑誌が11.2%減、書籍が2.2%減、コミックが14.0%減、開発品が14.6%増、期間合計が7.4%減となった。

今年・前年ともに売上データが取得できた店舗2070店を対象に動向を調査した。

開発品が前年を上回ったが、雑誌・書籍・コミックの不調をカバーするには至らず、合計では前年割れとなった。

雑誌は、全ての刊行形態で前年を割り、雑誌全体では2ケタ割れとなった。

週刊誌は、前年の「第二次世界大戦傑作機コレクション7号」(デアゴスティーニ・ジャパン)や「ジャンプ流!第9号(古舘春一)」(集英社DVD付分冊マンガ講座)といった商品の影響を受けた。

書籍は、メディア露出が続いた「日本一楽しい漢字ドリルうんこ漢字ドリル」(文響社)シリーズが売上を伸ばし、学参は前年を超えた。

しかし、前年の「天才」(幻冬舎/石原慎太郎)などには届かず、書籍全体では前年割れとなった。

コミックは、「ONEPIECE85」(集英社/尾田栄一郎)が発売されたものの、前年に「図書館戦争LOVE&WAR別冊編2」(白泉社/弓きいろ、有川浩)が少女ジャンルの売上をけん引していた影響もあり、2ケタ割れとなった。

開発品は、「Disney Mickey Mouse 腕時計BOOK」(宝島社)や「カラフル水だんご」(学研プラス)といった商品が売上に貢献し、前年を超えた。

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