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三和酒類/初のRTD「いいちこ下町のハイボール」販売目標1000万本

2020年09月03日 14:30 / 商品

三和酒類は9月8日、主力商品の本格麦焼酎「いいちこ」ブランドから同社初のRTD商品として「いいちこ下町のハイボール」350ml缶(希望小売本体価格175円)を、コンビニエンスストアで先行発売する。発売後1年間の販売目標数量は1000万本。

RTDとは、Ready to Drinkの略で、栓を開けてそのまま飲める低アルコール飲料のこと。今後、新フレーバーの投入も予定している。

<いいちこ下町のハイボール>
いいちこ下町のハイボール

品目区分はスピリッツ(発泡性)1、アルコール度数7%、原料には国内製造の本格麦焼酎を使用し、かぼすスピリッツと炭酸を加えた。

三和酒類の下田雅彦社長は同日開催した商品発表会で、「酒類市場は1992年をピークに減少傾向となっている。その中で、RTD市場のみが伸びている。現在の本格焼酎の愛飲者は50代が主力であり、いいちこブランドにおける若年層、本格焼酎を飲んだことがない潜在ニーズに対応するためにハイボールを開発した。三和酒類の総力を上げて、本気で新たな市場を開拓したい」とあいさつした。

<下田社長>
下田社長""

現在、RTD市場ではアルコール度数が9%のストロング系チューハイが伸長している。今回、アルコール度数を7%にしたことについて、下田社長は、「ストロング系チューハイは、一般的に飲みごたえと早く酔えることが訴求されている。当社はそういう市場は狙っていない。いいちこが持つ本来の優しい味わい、おいしさが味わえる商品とした結果、7%となった」と説明した。

パッケージデザインは、シンボリックな「いいちこ」の「い」の文字を中心、いいちこのこれまでの歴史やブランドイメージを踏まえて、作成したという。

下田社長は、「三和酒類は、清酒、本格焼酎、ワインと徐々に幅を広げていく中で、和酒と洋酒の垣根を超えた、三和酒類ならではのシーンを提供できると思い商品を開発した」と語った。

<俳優のムロツヨシさん>
俳優のムロツヨシさん

商品発表会には、俳優のムロツヨシさんが参加。ムロさんは、「20代の俳優を始めた頃から、舞台の打ち上げで、先輩とともにいいちこを飲んでいた。当時は、後輩が先輩から割り方を教わる古き良き時代で、ソーダ割りか水割りかを先輩に聞かなくとも作れるようにしていた」といいちこを思い出を語った。

また、「TVCMの撮影では、台本がなく、本物の商品を飲みながら、ただ質問に答えるだけで、楽しい撮影だった」などと、CM撮影の裏側も紹介した。

<商品発表会>
商品発表会

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