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食品主要105社/2月は4000品目超で値上げ、冷凍食品など価格改定

2023年01月06日 16:00 / 商品

帝国データバンクは1月5日、「食品主要105社」価格改定動向調査(2023年1月)を発表した。

同調査によると、2022年末までに決定した、2023年中の飲食料品における値上げ品目数は、4月までの予定を含め累計7390品目になっているという。

<2023年の食品値上げ>
2023年の食品値上げ
※出典:帝国データバンクホームページ(以下同)

このうち、2023年1月単月の値上げは580品目だった。2月には2022年以降で2番目に多い規模となる4000超の品目で値上げが控えるほか、3月も既に前年同月を上回っており、帝国データバンクでは、春先にかけて値上げラッシュの第一波が到来すると予想している。

2023年の値上げで最も多い食品分野は、加工食品の3897品目だった。全体の半数超を占めたほか、かまぼこなど水産練り製品や冷凍食品などを中心に2月に値上げが集中している。

次いで焼酎や輸入ワイン・ウイスキー、リキュール類など酒類を中心にした酒類・飲料(1446品目)、ドレッシング、しょう油、つゆ・たれ製品を中心とした調味料(1417品目)。し好性の強い菓子(526品目)は、本体価格の引き上げではなく内容量減による価格維持=「実質値上げ」の傾向が目立つとしている。

原材料でも、家庭用オリーブオイルなど食用油で再値上げの動きがみられた。

1月単月の値上げでは加工食品が最も多く378品目だった。ツナ缶などの水産缶詰製品のほか、お好み焼き粉といった加工粉製品、パスタソースなどが中心で、1月の値上げのうち約半数を占めた。米菓、パンなどでも、「1枚減」など内容量減による実質値上げの動きがあるという。

<主な食品分野の価格改定動向>
主な食品分野の価格改定動向

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