流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





食品主要195社/24年の値上げ1596品目、ラッシュは収束

2023年11月30日 14:24 / 商品

帝国データバンクの「食品主要195社」価格改定動向調査(2023年12月)によると、11月末までに判明した2024年の値上げは、オリーブオイルといった原材料、調味料、冷凍食品などを中心に累計1596品目となることが判明した。

単月で最も多い2月は1091品目と、2023年10月以来4カ月ぶりに1000品目を上回るものの、いずれの月も2023年同月を大幅に下回った。

<値上げラッシュは当面収束>
値上げラッシュは当面収束

2022年11月末時点で判明した翌年(2023年)の値上げ予定品目数は、サバ缶、ツナ缶といった魚肉製品、冷凍食品など加工食品を中心に6785品目に上ったのに対し、2024年の値上げ予定品目数は8割減となっている。

値上げペースは総じて大幅な減速傾向をみせており、2024年通年の値上げ品目数は最大で1万品目前後と、当面値上げラッシュは収束すると予想している。

なお、12月の飲食料品値上げは677品目となった。

単月の値上げ品目数としては2023年7月以来5カ月ぶりに前年同月を上回るものの、2000品目を超える値上げが常態化していた今年中旬までの推移に比べると大幅に少なく、年内で2番目に少ない水準だった。

ソース製品など「調味料」(505品目)が全食品分野で最も多かった。「加工食品」は単月としては1年ぶりに、「酒類・飲料」は1年10カ月ぶりに、対象となる値上げ品目がそれぞれゼロとなっている。

2023年通年の値上げ品目数は、累計で3万2395品目となっている。

■値上げの関連記事
食品主要195社/11月131品目値上げ、22年以降最少

関連記事

商品 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧