食品主要195社/4月計4225品目値上げ、缶ビール・チューハイ値上げラッシュ
2025年03月31日 13:59 / 商品
帝国データバンクが3月31日発表した「食品主要195社」価格改定動向調査によると、4月の飲食料品値上げは、合計4225品目となった。
値上げ1回あたりの平均値上げ率は月平均16%となった。
単月の値上げ品目数としては、1月以降4カ月連続で前年を上回った(1328品目増・45.8%増)。
また、値上げのピークを迎えた2023年10月以来1年6カ月ぶりに単月で4000品目を超えた。
分野別では、「調味料」(2034品目)が最多だった。「酒類・飲料」(1222品目)は缶ビール・缶チューハイが一斉に値上げとなり、6カ月ぶりに単月あたり1000品目を超えた。
2025年通年の累計品目数は1万1707品目で、前年実績の9割を超えている。
値上げ要因では、原材料高がトップ。さらに、「サービス」価格上昇の影響を受けた値上げ要因が拡大している「。トラックドライバーの時間外労働規制などが要因となった輸送コストの上昇分を価格に反映する「物流費」由来の値上げは81.8%を占め、前月調査時(80.9%)から割合がより拡大した。
「人件費」由来の値上げも45.1%で、前月調査時(43.5%)から増加している。
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