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日本通信販売協会/2022年度「通販・EC市場」12兆7000億円規模に拡大

2023年08月24日 13:50 / EC

日本通信販売協会(JADMA)は8月24日、2022年度(2022年4月~2023年3月)の通信販売(EC含む)市場の売上高について調査を行い、速報値を発表した。調査結果によると、2022年度の通販の売上高は、前年比10.9%増の12兆7100億円となり、金額ベースでは前年に比べ1兆2500億円の増加となった。

<通販・EC市場>

コロナ需要が徐々に落ち着く一方、対面イベントや店舗販売など通販以外の市場も回復が見られ、消費者行動が多様化する中、2022年度の伸び率は前年を3.1ポイント上回る動きとなった。直近10年の平均成長率は9.0%と、マイナス成長を記録した1998年度以来、24年連続して増加傾向が続いている。通販・EC市場の傾向として、BtoBやモール系が堅調であること、商材では衣料品や、化粧品、食料品(健康食品を含む)が好調であることが挙げられるという。

通販市場の売上高は、会員情報に加えて、当協会会員418社(調査時点)を対象に実施した「第41回通信販売企業実態調査」から得た回答の売上部分を先行集計した結果と、各種調査から推計できる有力非会員355社の売上を加えて算出した。調査期間は2023年6月22日~8月14日で、推計値は、衣料品や雑貨、化粧品、健康食品などの物販が中心となる。

11月に商品別や媒体別などを分析したレポート「第41回通信販売企業実態調査報告書」として刊行する予定だ。

■日本通信販売協会の関連記事
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