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通販市場/2020年度は20.1%増の10兆6000億円に拡大

2021年08月23日 16:20 / 経営

日本通信販売協会(JADMA)は8月23日、2020年度(2020年4月~2021年3月)の通信販売市場の売上高は10兆6300億円(前年比20.1%増)となり、金額ベースで前年に比べ1兆7800億円増加したと発表した。

通信販売市場について調査を行い、このほど速報値をまとめたもの。2020年度は、コロナ禍の購入手段として活用されたこともあり、調査を開始した1982年度以来初めて、20%以上の伸び率となった。

<過去10年間の通販市場>
過去10年間の通販市場

直近10年の平均成長率は8.7%で、マイナス成長を記録した1998年度以来、22年連続して増加傾向が続いている。

通販市場の傾向として、モール系が堅調であること、商材では家電系や家具、食品系など、在宅時間を充実させる目的の商品が好調であることが挙げられる。

調査期間は6月24日~8月13日。通販市場の売上高は、会員情報に加えて、協会会員434社(調査時点)を対象に実施した「第39回通信販売企業実態調査」から得た回答の売上部分を先行集計した結果と、各種調査から推計できる有力非会員386社の売上を加えて算出した。

推計値は、衣料品や雑貨、化粧品、健康食品などの物販が中心となる。11月に商品別や媒体別などを分析したレポート「第39回通信販売企業実態調査報告書」として刊行する予定だ。

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