富士ゼロックスは2月8日、免税店舗向けに免税販売関連帳票の自動作成で業務効率化と販売拡大を支援する「免税販売支援ソリューション」の販売を開始した。
免税販売支援ソリューションは、購入記録票、購入者誓約書の迅速な作成について、誰でも手軽・確実に使える専用スキャナでパスポート情報を読み取り、スキャンした情報と店舗情報が記入された免税帳票が業務ソフトウェア「免税販売支援ツール for DocuWorks」によってPC上で自動生成する。
同ソフトウェアが、パスポートに掲載された国籍を判別して英語・中国語・韓国語など購入者に合わせた言語で帳票を作成する。
パスポートスキャナで読み取れない入国日や在留資格については、PCから入力して印刷するモードと、帳票印刷後に手書きで記載するモードを選択でき、混雑状況に合わせて免税帳票発行作業を大幅に効率化できる。
店舗で既に導入済みのWindowsPCやプリンターを使用できるため、小型小売店舗でも安価で手軽に導入できる。
訪日外国人客向けの消費税免税販売は、購入記録票、購入者誓約書といった必要帳票に購入者氏名やパスポート番号、入国年月日などの情報を記入し、購入者から署名のうえで、購入記録票はパスポートに貼りつけ割印を押すなどの作業が必要。
手作業では帳票作成に時間がかかり、レジで行列ができてしまうと、購買をあきらめたり、他店に移ってしまったりするなど、貴重な販売機会を失いかねなかった。
標準価格は、DocuWorks8 日本語版15,800円(税別)、免税販売支援ツール for DocuWorks50,000円、パスポートスキャナ(デンソーウェーブ QK30-OP-U)はオープン価格。
■免税販売支援ソリューション
http://www.fujixerox.co.jp/solution/business_process/taxfree/
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