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セブン-イレブン/カメラ付き発注端末を導入、発注精度向上へ

2017年07月26日 16:58 / IT・システム

セブン-イレブン・ジャパンと日本電気(NEC)は7月26日、全国のセブン-イレブンに昨年度導入した発注端末(GOT:Graphic Order Terminal)を活用した新機能を共同で開発し、7月から本格導入すると発表した。

<店頭でのGOT活用イメージ>

新機能は、GOTの内蔵カメラを活用し商品の陳列状況を店舗内で共有する機能の提供や、店舗業務や設備のマニュアルを検索できる教育ツールを提供することで、店舗における発注精度向上と生産性向上を目指すもの。

GOTカメラを活用して店舗内の商品陳列棚などの画像を店舗内で共有することで、従来メモや口頭で共有されていた情報を、より具体的かつ正確に把握でき、発注業務における商品販売数などの仮説検証の精度向上を目指す。

これまで紙で作成していたセブン-イレブン店舗の運営に重要な従業員向けの教育・研修コンテンツや店舗マニュアルをデジタル化し、GOT画面上で確認ができるようにすることで、情報更新・管理が容易になるとともに、従業員が作業をしながら参照できるなど、店舗における生産性向上を図る。

今回の機能強化により、全国のセブン-イレブン約19,600店での店内業務や従業員教育の効率向上を図ることで、加盟店における「働き方改革」にもつなげる。

将来的には端末とAI・IoT技術を組み合わせることにより、店舗設備管理との連携や従業員の習熟度管理、多言語化など外国人従業員への対応も検討する。

セブン-イレブンは、今後も加盟店ファーストの方針のもと、先進ICTを活用して加盟店の売上利益の向上に貢献できる、高度な業務システムの構築を検討する。

NECは社会ソリューション事業に注力しており、今後も先進ICTを活用した高度なビジネスインフラを提供し、企業の業務・働き方改革や経営基盤強化に貢献するという。

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