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野村不動産/目標来館者数1200万人、旗艦商業施設「KAMEIDO CLOCK」開業

2022年04月25日 18:54 / 店舗レポート

野村不動産、野村不動産コマースは4月28日、東京都江東区亀戸において、グループのフラッグシップ商業施設「KAMEIDO CLOCK(カメイドクロック)」を開業する。4月25日、報道向け内覧会を開催した。

KAMEIDO CLOCKは、「LIVE UP!&LOVE LOCAL」をコンセプトに、さまざまなニーズに対応すべく、衣食住を包括的にサポートする全136店舗が出店する。

<KAMEIDO CLOCK>
KAMEIDO CLOCK

開業初年度の目標年商は200億円、目標来館者数は1200万人とした。取締役兼専務執行役員の芳賀真都市開発部門長は、「地域とつながるコミュニティーを意識した商業施設とした。生活の中で必要となる衣食住の機能を持った有名テナントを揃えたことで、毎日の生活に寄り添った施設を目指した」と語る。

<芳賀都市開発部門長>
芳賀都市開発部門長

テナントでは、日々のライフスタイルを支える大型店舗として、「ライフ」「ユニクロ」「TSUTAYA BOOKSTORE」に加え、「Seria」「カルディコーヒーファーム」「スターバックス」「ココカラファイン」「ABC-MART」といったデイリーユースのテナントを充実させた。大手有名テナントを揃えたことで、ワンストップショッピングのニーズに応えた。

<ライフ>
ライフ

<ユニクロ>
ユニクロ

また、アパレルにおいても「UNITED ARROWS green label relaxing」「gelato pique」「ジャーナル スタンダードレリューム」「CIAOPANIC TYPY」など、幅広い世代のニーズに合わせたテナントを集積する。

<UNITED ARROWS green label relaxing>
UNITED ARROWS green label relaxing

<CIAOPANIC TYPY>
CIAOPANIC TYPY

地元からは、亀戸発の元祖くず餅が有名な「船橋屋」、城東地区で人気の鮮魚バル「にだいめ野口鮮魚店」、江東区扇橋の老舗精肉店が手掛ける焼肉店「肉の田じま」など、地域で愛される名店をラインナップした。

<船橋屋>
船橋屋

<肉の田じま>
肉の田じま

さらに、都内で有名なイタリアン・リストランテ ヒロを中心に3つの美味しさが集まった「SANRISE KITCHEN」や、関東初出店となる京都発の老舗ベーカリー「グランディール」など、下町とニューカルチャーが融合したさまざまなライフスタイルを彩るテナントが出店する。

<SANRISE KITCHEN>
SANRISE KITCHEN

<グランディール>
グランディール

飲食では、亀戸の下町ならではの食文化を活かし、食を通じた新たな地域コミュニティを目指す拠点「カメクロ横丁」を設置した。

亀戸の有名ホルモンで親しまれる「初代吉田」で修業したオーナーの新業態である「焼肉ホルモン魂」や、亀戸在住のオーナーが経営するイタリアン「MISIA」、墨田・江東区で人気の「にだいめ野口鮮魚店」が出店。また、年間60頭しかとれない「東京ビーフ」が目玉商品の肉バル「BUTCHER OHYAMA」、創業60余年継ぎ足しの秘伝のたれに絡めた焼き鳥の新業態「焼鳥のんき」、日本が世界に誇る天ぷらを気軽なバルスタイルで提供する「天ぷら天寅」など7店舗が軒を連ねる。

<カメクロ横丁>
カメクロ横丁

また、国内外の多種多様なビールを提供する「びあマ」ではカメクロ横丁限定のビールも販売する予定だ。地元の名店や人気店を気軽に利用できるカメクロ横丁は、亀戸の新たな名所を目指す。

<アソビバ!フードパーク!>
アソビバ!フードパーク!

4階には、屋外キッズパーク「アソビバ」を併設したフードコート「アソビバ!フードパーク!」を設置した。座席数約540席を用意し、ファミリー層を中心に幅広い人気の「マクドナルド」「大阪王将」「ケンタッキーフライドチキン」「ペッパーランチ」など、メジャーチェーン店9店舗を集積させ、乳幼児を連れたお客でも使いやすい駅近フードコートを展開する。

<カメラボ>
カメラボ

また、4階には施設コンセプト「LOVE LOCAL」を象徴するコミュニティスペースとして「カメラボ」を設置した。「テナント、亀戸近隣の団体、企業、住民の『やってみよう!』『やってみたい!』を応援する」をコンセプトに、セミナー型、体験型、交流型、展示型などのさまざまな活動を通して、地域の活性化、人同士のつながり・交流を生み出すスペースを提供する。現在、第一回目の企画をテナントと進めており、その他にもオープンに向けてさまざまな団体とも調整している。また、カメラボでの活動内容を、隣接する「カメテレ」スタジオを拠点に、活動の情報発信をする。

<カメテレ>
カメテレ

さらに、KAMEIDO CLOCK独自の公式YouTubeチャンネルを配信するスタジオ「カメテレ」を「カメラボ」に併設した。施設を盛り上げ、店舗を応援するチャンネルであるとともに、地元へ伝えたい情報がある人、地元の有名人になりたい人、自分の挑戦を地元に発信したい人など、カメテレを通じて魅力的な情報を発信する。亀戸の街を盛り上げるPR活動の「カメイドタートルズ」の役割を承継し、地域情報も発信する。

<インフォメーションカウンター>
インフォメーションカウンター

今回、館内物流業務に加え、本施設のインフォメーション業務に関して、ヤマト運輸へ業務委託する。1階にインフォメーションカウンターを計画し、施設の問い合せ、館内の案内、お客・迷子の呼び出し、車椅子の貸出、落とし物・拾得物の取扱い、交通アクセス・パーキングの案内等を行う。また、同インフォメーションカウンターにて、ヤマト運輸の宅急便の発送・受取サービスとクロークサービスを行う。

開業後は、地域の困りごとを解消する生活全般に関わる相談窓口を設置し、さらに地域の人々が参加できるイベントの開催なども行い、安心・快適な生活をサポートするサービスを提供する。ヤマトグループの経営資源を活用しながら、地域・事業者と連携し、「まちのコンシェルジュ」機能を担うことを目指す。さらに、現在、ヤマト運輸が提供しているネコサポサービスを施設カウンターで順次、展開する予定だ。

■KAMEIDO CLOCK(カメイドクロック)概要
所在地:東京都江東区亀戸6-31-6
延床面積:約5万8000m2
店舗数:136店舗
構造・規模:地上6階、地下1階/鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
駐車場:約300台(地上5階、6階)
駐輪場:約1200台
事業主:野村不動産
基本設計・監修:東急設計コンサルタント
設計監理:前田建設工業一級建築士事務所
施工:前田建設工業
ピクト・グラフィックデザイン、OKデザイン室
カメクロ横丁 デザイン監修:窪田建築都市研究所
竣工日:3月末
開業日:4月28日
https://www.kameidoclock.jp

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