野村不動産/エンタメ事業に参入、京都に「DRUM TAO」専用劇場26年4月オープン
2025年12月08日 14:36 / 店舗
野村不動産コマースは2026年4月、和太鼓パフォーマンス集団「DRUM TAO」の専用劇場「DRUM TAO THEATER KYOTO」をオープンする。
野村不動産がエンターテイメント事業に参入するのは今回が初めて。野村不動産とタオ・エンターテイメント(DRUM TAOの運営会社)が合同会社「NRE&TAO エンターテイメントパートナーズ」をこのほど設立。同合同会社とJTBコミュニケーションデザインの間で包括的業務提携を締結し、各社のリソースとノウハウを結集した。事業の推進は、野村不動産コマースが担う。
これまで世界31カ国500都市で公演し、累計観客動員数が1000万人を超えるDRUM TAOの新たな拠点となる専用劇場は、JR「京都駅」八条口よりすぐの複合施設「アバンティビル」9階のホールを取得したもの。常設劇場としての演出設計とロングラン公演により、京都を訪れる人々がDRUM TAOの世界観に没入できる環境を整える。
国籍や年代を問わず幅広い顧客が楽しめるよう、1日2回、異なるコンセプトの演目を披露。世界各地から京都を訪れる人々に、それぞれの趣向や旅程に合わせた夜観光の新たな選択肢を設ける。京都のナイトライフに新たな体験価値を創出し、地域の活性化につなげていく。
約320席の限られた空間だからこそ実現する、圧倒的な臨場感と没入感。演者と和太鼓が放つエネルギーを間近に感じる鑑賞体験を通じて、言語や国籍を越えて人々が心でつながる場を目指す。
そしてDRUM TAOが和太鼓という伝統を現代に合わせて進化させてきたように、京都の職人やアーティストとのコラボレーションを通じて、伝統文化に新しい表現を加えていくことにも挑戦するという。
客席でのパフォーマンス鑑賞にとどまらず、専用劇場だからこそ実現できる特別な体験を提供。劇場内の通路や待合スペースなども、単なる移動や待機の場ではなく、専用劇場ならではの楽しみ方を提案する体験の場となる。
ラウンジにはバーカウンターを設け、ドリンクやフードを販売。照明演出にもこだわり、観劇前の高揚感や、終演後の余韻に浸るひとときを演出する。内装には、劇場の象徴となる巨大提灯(京都の職人「小嶋商店」との共同制作)と巨大暖簾(「のれん中むら」との共同制作)を配置した。
暖簾に描かれた紋は、家紋デザインを専門とする「京源」の紋章上繪師、波戸場承龍氏および波戸場耀鳳氏による作品であり、いずれもDRUM TAOと通ずる「伝統と革新の融合」を表現した意匠となっている。
劇場内にはグッズショップがあり、ここでしか手に入らないお土産も用意。ラインアップは劇場オリジナルグッズに加え、京都ならではの特産品とコラボレーションした商品も展開する予定だ。
また、劇場に併設しているルーフトップスペースでは、ラウンジ内のバーカウンターで購入したドリンク・フードを持ち込み可能。開放感あふれる屋上で、京都の夜風にあたりながら、公演前後の時間を特別な一杯とともにくつろげる。
■DRUM TAO THEATER KYOTO
所在地:京都府京都市南区東九条西山王町31 アバンティビル9階
アクセス:地下鉄「京都駅」より徒歩1分/近鉄「京都駅」より徒歩3分/JR「京都駅」八条口よりすぐ
フロア面積:1395.58m2
座席数:最大325席※稼動式座席のため、変動する可能性あり
ティザーサイト:https://drum-tao-kyoto.com
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