マルエツ/白金高輪に「リンコス」出店、売上目標6億3000万円
2023年03月17日 15:30 / 店舗レポート
マルエツは3月17日、東京都港区に「リンコス 白金ザ・スカイ店」をオープンした。
<店舗外観>
東京建物・長谷工不動産・住友不動産・野村不動産・三井不動産レジデンシャルの分譲マンション「白金ザ・スカイ」(総戸数1247戸、現在約170世帯入居)の1階に出店。東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線「白金高輪」駅より約400m北側に位置する。
300m内の商圏に人口9444人、5769世帯が居住。港区と比較して、単身世帯が54.1%と2.8%高く、2人以上世帯が低い地域となっている。年齢別人口構成比も港区と比較して、25歳~44歳が38.6%と1.6%高い。
<入り口の青果コーナー>
売り場面積は374m2、年間売上高目標は6億3000万円としている。客単価は1500円~1600円を想定。
マルエツ経営企画本部経営管理部の秋本大介課長は、「食卓にぜいたく感や上質感を与えるもの、高級というよりこだわりの商品を並べている。目標金額を6億3000万円とした」と述べた。
高級住宅地への出店だが、高単価ではなく、こだわりのアイテム展開に注力する方針だ。リンコスのブランド普及も目的にあるという。
<ビオセボンコーナー>
リンコスとしてビオセボンコーナーの設置は初めて。実験的に導入し、売上を見ながら発展させていくという。ヨーロッパ直輸入のオーガニック製品を豊富にラインアップし、アロマが引き立つようゆっくり焙煎したコーヒー「デスティナシオン」や有機ハチミツ、グルテンフリーのミックス粉などが並ぶ。
<精肉コーナー/冷凍肉>
精肉では、黒毛和牛をはじめ、「TOKYO X」や「サフォーククロスラム」など、高品質商品を用意した。さらに冷凍肉の品ぞろえも強化し、松坂牛のローストビーフのほか、えんどう豆のたんぱく質を主原料とする「ビヨンド・ビーフ」も販売する。
<鮮魚コーナー>
上質な生本まぐろや生アトランティックサーモン、お造りや旬の生魚、切り身などを取りそろえる。鮮魚寿司のみ「マルエツ大森町店」(東京都大田区)からのサテライト供給となる(変更予定あり)。
<総菜コーナー>
店内の専用窯を使用し、高温でふっくら焼き上げた「窯焼きピッツア」やベーカリーを用意。特に、クロワッサンには発酵バターを用いるなど今春からリニューアルし、他店に先駆け先行導入したという。
<ワインセラー>
通常の棚には季節感のあるワインを豊富に並べ、それとは別にワインセラーも設置。感度の高い地元住民に向けた高付加価値品も用意した。
<同店の商品構成>
項目 | 売上構成比(%) | SKU数 |
ミート | 11.1 | 199 |
プロデュース | 16.8 | 342 |
フィッシュ | 8.0 | 142 |
日配食品 | 20.6 | 1450 |
一般食品 | 17.0 | 2900 |
酒・たばこ | 8.4 | |
惣菜 | 15.8 | 238 |
ベーカリー | 1.8 | 30 |
生活品 | 0.8 | 210 |
合計 | 100 | 5511 |
■リンコス 白金ザ・スカイ店
オープン日時:2023年3月17日9時
所在地:東京都港区白金1丁目2番1号
TEL:03ー3442ー5001
売場面積:374m2
建物構造:鉄筋コンクリート造/45階建、地下1階(同店は1階)
年間売上目標:6.3億円
営業時間:9時~22時
取扱品目:青果・鮮魚・精肉・総菜・ベーカリー・日配食品・一般食品・日用雑貨
駐車場:49台(共用)
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