ヤオコー／草加市「松原団地」最寄りに極小商圏向け小型店、年商目標16億円

2023年03月23日 14:30 ／店舗レポート

ヤオコーは3月23日、埼玉県草加市に「ヤオコー草加松原店」を開店した。東武スカイツリーライン「獨協大学前駅」から西に約700mの商業施設「トーブイコート」内へ出店した。

＜トーブイコート内に出店＞

周辺は、平坦な道のりが続くため、徒歩や自転車での来店がしやすく、再開発の進む松原団地や学校、自然などに囲まれた静かで心地よい地域となっている。出店2km圏内の人口・世帯数はともに増加傾向であり、今後、店舗北側にマンション建設計画、西側に戸建て分譲計画が予定されているため、特に30～40歳代の子育て世代の増加が見込まれる地域となっている。出店2km圏内における人口は40～50歳代、次いで70歳代以上がボリュームゾーンであり、世帯数は単身、次いで2人世帯の割合が高くなっている。

＜青果売場側入口からの全景＞

一次商圏は500m圏内・人口7000人・3000世帯で、極小商圏での囲い込みを狙った。店舗面積は1280m2で、ヤオコーとして小型店となる。限られた売場の中で、強化するカテゴリー、整理するカテゴリーを決めて、売場を変えることを意識した。初年度の想定売上構成比は、生鮮食品35％、デリカ・寿司・ベーカリー20％、グロサリー45％。アイテム数は、生鮮食品920SKU、デリカ・寿司・ベーカリー290SKU、グロサリー1万SKUとなっている。

＜精肉売場＞

精肉は、利便性が高い使いきりパックと、冷凍生食のローストビーフや馬刺し、豚肉のしゃぶしゃぶと品揃えを豊富に提案する。熊谷デリカ・生鮮センターから安定した品揃えで提案し、平日はおかずとしての素材を、週末はご馳走になる焼肉や盛り合わせ、厚切りなどグレード感ある商品がそろう。

＜鮮魚売場＞

鮮魚は、季節ごとに変化のある近海魚売場をメインに、旬や鮮度感の打ち出しはもちろんのこと、食べやすい骨なし・皮なしといった簡便ニーズにも対応する。クッキングサポートとも連動し、切身を中心としたおかずになるメニューを提案する。

＜青果売場＞

野菜は、季節ごとの産地リレーでトマトを中心に旬の美味しさを提案。果物は旬商品を使用したカットフルーツ、スイーツをコーナー化し、素材の美味しさを打ち出した。花はマンスリーフラワーやミニブーケ、観葉植物など様々な生活シーンに、彩りを添えるラインアップとなっている。

＜惣菜売場＞

惣菜は、人気のローストビーフ丼の新たな提案として、夕方からはローストビーフを使ったおつまみを展開。ランチではお弁当を、夕方からはおかずになる人気商品を時間帯に合わせたでき立てや、平日と週末で量目を変化させ、広告商品や新商品の楽しさが伝わる売場を目指した。

＜寿司＞

寿司は、ランチニーズに向けてちらしやおむすびを手頃な価格で展開。夕方からは、握り寿司の品揃えを増やし、お寿司屋さんのおつまみ各種も豊富な品揃えで提案する。

＜ベーカリー＞

インストアベーカリーは、朝食パンを強化し、人気のロイヤルブレッド、北海道小麦のもっちり湯種食パンやプチパンを、毎日同じ美味しさで提供する。また、手に取りやすい満足感のあるバーガー類をランチに合わせて展開し、夕方には焼きたて・作り立てのピザを販売する。

＜豆腐売場＞

日配食品は、ひと手間加えるだけでおかずの一品となる豆腐惣菜を豊富に取り揃えた。ストックに便利な冷凍食品も、幅広く取り扱う。

＜ドレッシング売場＞

ドライ食品では、毎月おすすめのドレッシングを豊富に取り揃え、生鮮部門やクッキングサポートとも連動して、さまざまなメニューを提案をする。

＜直輸入ワイン＞

酒は、ヤオコー直輸入ワインを低価格から中高価格帯のワインを生活シーンに合わせて選べるラインナップを展開する。

同店舗の出店により、店舗数は埼玉県99舗、千葉県32店舗、群馬県16店舗、東京都13店舗、神奈川県10店舗、茨城県7店舗、栃木県6店舗の計183店舗となった。

■ヤオコー草加松原店
所在地：埼玉県草加市松原三丁目3番1号
TEL：048-954-9922（代表）
店舗面積：1280m2
延床面積：1886m2
営業時間：9時～21時45分
休業日：1月1日、1月2日、1月3日、他1日
年間売上：初年度16億円（予定）
駐車台数：152台（駐輪場344台）※商業施設全体
駐車場終日：200円／60分、24時間最大500円。
最初の90分間無料、店舗により追加30分サービスあり※最大120分無料
従業員：正社員12名、パートナー・ヘルパー・アルバイト100名（延べ人数）