UAゼンセン/199組合・83万人強の賃上げ妥結、正社員4.34%
2023年03月23日 16:00 / 経営
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UAゼンセンは、3月23日10時時点で2023年春季労働条件交渉により、199組合、83万人強の組合員の賃上げが決まったと発表した。
正社員組合員では、184組合の妥結総合計(制度昇給、ベアなど込み)が1万3133円(4.34%)、約3割の56組合で満額回答となった。
賃金体系維持が明確な124組合の賃金引き上げ分(ベア等)の加重平均は、8212円(2.66%)だった。
部門別にみると、流通部門の加重平均(19万9452人)1万2201円(4.16%)、総合サービス部門(3万9397人)1万5688円(5.03%)。
短時間組合員において、113組合の妥結総合計(制度昇給、ベアなど込み)61.2円(5.84%)、4割強の50組合で満額回答を獲得している。
前年と比較できる111組合の加重平均額は、36.9円(3.5%)の増加だった。
正社員、短時間組合員ともにUAゼンセン結成後の2013年春季交渉以来、最も高い賃上げとなっている。
契約社員組合員は、妥結した28組合の総合計は加重平均9970円(4.41%)の引き上げとなっている。前年と比較できる27組合の加重平均は前年を5202円(2.31%)上回っている。
正社員の初任給は高卒(91組合)で9036円(4.9%)・大卒(112組合)で1万2108円(5.4%)引き上げられた。
初任賃金の改定は妥結組合が約6割になっており、前年の3割(53組合、3634円)を大きく超えた。
企業内最低賃金は、91組合が8488円(4.6%)の引き上げとなっている。
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