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洋菓子のヒロタ/東銀座に旗艦店オープン

2023年09月26日 15:44 / 店舗レポート

洋菓子のヒロタは10月1日、東京と大阪に旗艦店をオープンする。9月26日、東京の旗艦店「ヒロタ 東京・東銀座店」(東京都中央区)で、プレス向け内覧会を行った。

<店舗外観>

同社は2024年に創業100周年を迎えることからリブランディングを実施。全商品を100周年を記念した特別仕様に変更し、東京・大阪に旗艦店を設け、ロゴ・パッケージを刷新した。10月1日にオープンする旗艦店2店舗と新店1店舗(流山おおたかの森S.C店)を合わせて、全7店舗となる。加えて、ポップアップストアも各地に展開していくことで、100周年を盛り上げていく。東銀座店の店内では、各新商品を販売するほか、記念撮影できるフォトスポットも設けた。

<伊佐山社長>

ヒロタグループホールディングス取締役 兼 洋菓子のヒロタ代表取締役の伊佐山 佳郎 社長は「顧客への感謝を込めて、今年の10月1日以降、今までにない付加価値をつけて、全アイテムを100周年仕様にして展開する。定番のシュークリームを始め、ヒロタ初となる冷凍シュークリームなども用意した。キャンペーンを約1年間かけて全国に拡大し、ポップアップスタンドを各地で展開する。今後も時代の変化に対応しながら、顧客に親しまれるよう挑戦を続けていく」と述べた。

<冷凍シュークリームが初登場>

ヒロタ史上初の「冷凍シュークリーム」(税込486円/4個入り)が登場。国産原料を使用したこだわりの商品を家庭でいつでも楽しめるようになった。解凍時間の目安は5~6時間、カスタードに加えて京抹茶、福岡あまおういちご、九州和栗の各フレーバーを用意。商品管理課の青柳 花菜 主任は「子供向けの味を選び、人気のいちご・抹茶に加えて昨今ブームの栗をチョイスした」と説明する。

開発の背景について、伊佐山社長は「これまで千葉の工場から離れた地域には、商品をなかなか供給できなかったため、遠方の顧客にもシュークリームを提供したいという思いから10年近くかけて開発した。同業でも冷凍したシュークリームは珍しく、通常は解凍時に風味・食感を損なうことから、ほかのデザートと比べても他社ではほぼやっていない。卵を多く使っており、解凍時に変わらない味を提供できるようになるまで時間がかかった」と苦労を明かす。

また、今後の展開については「シューアイスとともに自販機などでの販売を検討中だ。ECなどで遠方・海外への展開も考えている」と語った。

<100周年特別仕様アイテムが登場>

10月1日より、ヒロタの全商品が100周年特別仕様となる。ヒロタ定番の「シュークリーム」(346円/4個入り)は、カスタードやチョコレートなどのクリームを増量した。かつて季節の動物園シリーズとして人気を集めた「動物シュークリーム」(300円)も再登場し、三毛猫、パンダ、ウサギのかわいいシュークリームを発売する。「エクレア」(302円)も改良し、定番のカスタードに加えて、シーズン商品としてピスタチオとかぼちゃのラインアップがそろう。

今回初めて和菓子も登場し、「黒糖どら焼き」(500円/5個)や「黒糖饅頭」(1201円/6個入り)などが店頭に並ぶ。加えて、ケーキなどの洋菓子も販売する。ヒロタ初の公式グッズが誕生し、シュークリームのパッケージを模したポーチや、持ち帰り用の紙袋をイメージした保冷バッグ、Tシャツなど、ユニークなグッズを多数用意した。100周年キャンペーンのアイテム展開期間は2023年10月~2024年12月の約14カ月間を予定している。

<フォトスポットも設置>

店内には、ネオンライトが特徴的なフォトスポットも設置。壁の布クッションは、シュークリームの柔らかなイメージを表現したものだという。

<社長、新制服の従業員、青柳主任>

■ヒロタ 東京・東銀座店
所在地:東京都中央区銀座4-12-20 銀座アポロ昭和館1階
営業時間:10時~20時

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