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日本フードサービス協会/外食産業の3月度売上4.6%増、19カ月連続増加

2018年04月27日 09:00 / 月次

日本フードサービス協会が発表した外食産業市場動向調査によると、外食産業の3月度売上状況は、前年同月比4.6%増と19カ月連続で前年を上回った。

<売上高と店舗数の伸び率の推移>
売上高と店舗数の伸び率の推移

3月は、土曜日が1日多い曜日周りに加え、後半に気温が上昇し暖かい日が続いたことから、桜の開花が早まり、土日を中心に客足が伸び、全体の客数は3.0%増、全体売上は4.6%増と19カ月連続して前年を上回った。

ファーストフード業態の全体売上は5.7%増と前年を上回った。

「洋風」は、各社まちまちであったが、ディナータイムに追加料金で定番商品が増量されるキャンペーン等が好調で客単価が上昇、売上は5.2%増。

「和風」は、引き続き原料高による価格改定等により客単価が上昇し、売上5.2%増。

「麺類」は、店舗増などで売上2.6%増。「持ち帰り米飯・回転寿司」は、気温上昇でお花見需要などが拡大し、売上は2.5%増。

「その他」は、「アイスクリーム」が携帯会社とのコラボキャンペーンにより、客数が大幅に伸び、売上21.9%増となった。

ファミリーレストラン業態の全体売上は4.2%増と前年を上回った。

「洋風」は、引き続き店舗限定の特別メニューや高付加価値メニューが好評で客単価が上昇し、売上2.7%増。

「和風」は、お花見需要などで売上1.0%増。「中華」は、キャンペーンが奏功して客数が増え、店舗増と相まって売上は6.5%増。

「焼き肉」は春休みのファミリー需要などをとらえて引き続き好調、売上11.4%増と16カ月連続して前年を上回った。

飲酒業態は、年度末の送別会やお花見等の需要をとらえて、後半おおむね好調に推移したが、店舗数減の影響で売上は前年を下回り2.0%減。

「パブ・ビアホール」は、ほぼ前年並みで、売上は0.1%減。「居酒屋」は、引き続き店舗減少の影響が大きく、売上は2.5%減。

ディナーレストラン業態は、送別会やお花見需要などで客数が伸び、売上は堅調に推移して4.6%増となった。

喫茶業態は、季節感のあるドリンクやスイーツなどの新メニューで客単価が上昇し、売上は2.4%増となった。

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