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大手百貨店/5月三越伊勢丹、J.フロント増、3社マイナス

三越伊勢丹ホールディングス、J.フロントリテイリング、高島屋、エイチ・ツー・オーリテイリング、そごう・西武は6月1日、5月の売上速報を発表した。

<百貨店イメージ>
百貨店イメージ

三越伊勢丹2.4%増、J.フロントリテイリング1.3%増とプラスだった。

一方、改装などの影響があった高島屋0.6%減、エイチ・ツー・オー0.5%減、そごう・西武2.6%減となった。

インバウンドは化粧品や高額品がけん引し、5社ともに前年同期を上回っている。

■三越伊勢丹(2018年3月期売上高:1兆2688億円)
既存店2.4%増、国内グループ百貨店1.6%減だった。

伊勢丹新宿本店店頭は2.6%増、三越日本橋本店店頭は0.0%、三越銀座店は10.1%増となった。

平均気温が低かったこともあり盛夏物の動きがやや鈍かったものの、基幹店と名古屋、札幌地区で高額品や化粧品が売上を牽引し、国内百貨店の既存店売上は10か月連続、首都圏の三越伊勢丹の既存店売上も12か月連続で前年実績を上回った。

基幹店では、GWの催事を中心に動員を伸ばせたことが売上向上に貢献。引き続きラグジュアリーブランド・宝飾時計・化粧品の好調カテゴリーが売上を下支えしている。

婦人衣料では盛夏物の動きはやや鈍かったものの、通勤用の買い足しを中心に初夏物が稼働した。

免税売上は引き続き好調に推移。日本人顧客同様に化粧品や高額品への関心が高い。

■J.フロントリテイリング(2018年2月期売上高:4699億円)
大丸松坂屋百貨店の売上高は1.3%増、博多大丸、下関大丸、高知大丸を含めた百貨店事業の売上高は0.8%増となった。

5月度の百貨店事業の売上高は、前年に比べて休日が一日少ないことに加え、上旬の気温が前年に比べて低かったことや、前月好調の反動もあり夏物衣料品の動きが鈍かったものの、訪日外国人客を中心に化粧品、ラグジュアリーブランド、高級時計などが引き続き好調だった。

大丸松坂屋百貨店の免税売上高(速報値)は、対前年56%増(客数58%増、客単価1%減)。

店舗別では、東京店が21か月連続、札幌店が18か月連続、心斎橋店が17か月連続で対前年プラスとなるなど、直営14店舗中5店舗が前年実績を上回った。

札幌店3階で4月25日にオープンした「美・食・雑貨」を組み合わせた新編集売場KiKiYOCOCHO(キキヨコチョ)は、若い女性を中心に幅広く人気を集め、5月度も目標を大きく上回った。

■高島屋(2018年2月期売上高:9495億円)
高島屋単体13店の売上高は0.6%減、岡山高島屋、岐阜高島屋、米子高島屋、高崎高島屋を含めた17店の売上高は0.7%減となった。

5月度の店頭売上は、高額品・免税売上が引き続き伸長したが、こどもの日が土曜日に重なったことなどにより、今年2月以来の前年比マイナスとなった。なお、免税売上は18.2%増となった。

店舗別では、大型店が大阪店・京都店・新宿店が前年を上回ったが、横浜店と改装影響があった日本橋店は前年に届かなかった。郊外地方店では、玉川店・大宮店・柏店・高崎店が前年を上回った。

商品別売上は、高額品の特選衣料雑貨(同社分類による17店舗ベース、以下同じ)・宝飾品が、堅調な国内需要と好調な免税売上により大きく売上げを伸ばしたほか、呉服・食料品が前年比プラス。

一方、紳士服・紳士雑貨・婦人服・婦人雑貨などが前年を下回った。

■H2O(2018年3月期売上高:9218億円)
百貨店事業の全社計の売上高は、0.5%減となった。内訳は阪急本店7.7%増、阪神本店16.6%減、支店計6.8%減。

閉店した堺 北花田阪急を除く既存店売上高は2.3%増だった。
5月の休日1日減の影響に加えて、阪神本店の建て替え工事による、売場閉鎖や移動による面積減、月末3日間の臨時休業による影響が大きく、前年実績を若干下回る結果となった。

阪急本店、阪急メンズ東京、博多阪急などの都心店は、海外ブランドを中心にファッション関連が好調に推移するも、郊外店は食料品が堅調に推移するもファッションの動きが鈍く、苦戦した。

阪急本店は、18か月連続で前年実績を上回った。

婦人ファッション(112%)は、4月の高気温の影響で高伸した初夏アイテムが、比較的低気温の状況が続き、動きが鈍る。

その一方で、国内新客やインバウンドによる海外ブランドを中心としたジュエリーやバッグの動きが良く、コスメも好調に推移。

100万円以上の高額品(123%)は、時計やジュエリーの動きが良く、500万円以上(130%)のジュエリーも動いた。

インバウンド(約6割増)は、化粧品のリピーターが増え続けている消耗品(148%)、高額のジュエリーや時計に加え、ファッションアイテムも好調な一般品(167%)とともに高伸。

阪急メンズ大阪は、インバウンドを中心に海外ブランドの動きが良く、アイテムでは、軽衣料、バッグ、SLG、スニーカーが好調だった。

■そごう・西武(2018年2月期売上高:7296億円)
そごう・西武15店の売上高は2.6%減、西武池袋本店は0.8%減となった。

高級雑貨が前年を上回り牽引するも、急な気温上昇の影響を受け、婦人服などファッション領域が伸び悩み、昨年7月以来の前年割れとなった。

高級雑貨は、美術や時計が依然好調に推移した。

免税売上高は前年約4割増、免税利用客数が前年約4割増と好調に推移。

化粧品など消耗品の伸長が継続し、18か月連続の前年伸長となった。

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