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ラーメン・カレー・定食/9月既存店売上丸亀製麺5.6%増、王将フード9.4%減

2021年10月25日 14:20 / 月次

ラーメン・カレー・定食8社が発表した9月の月次営業情報によると、既存店売上高は丸亀製麺5.6%増、王将フードサービス9.4%減、リンガーハット2.7%減、ハイデイ日高37.8%減、幸楽苑16.5%減、いきなりステーキ23.7%減、壱番屋11.2%減、大戸屋7.8%減だった。

■トリドールホールディングス(2021年3月期:売上高1347億円)
全業態既存店売上高3.2%増、客数1.0%増、客単価2.1%増。
全店の売上高4.9%増。

うち丸亀製麺は売上高5.6%増、客数1.7%増、客単価3.8%増。

9月は出店0、閉店10、丸亀製麺店舗数844店、全店店舗数1040店。

■王将フードサービス(2021年3月期:806億円)
既存店の売上高55億9300万円(9.4%減)、客数526万人(12.3%減)、客単価1063円(3.4%増)。

全店の売上高57億1500万円(8.7%減)、客数537万2000人(11.6%減)、客単価1064円(3.3%増)。

9月は出店3、閉店1店、9月末店舗数732店舗。

前年同月比で減収だったが、営業可能である5時から20時までの売上は、前年同月比6増%と前年を上回った。酒類売上の前年同月比減収額を今年9月の売上に加算すると、ほぼ前年並みの売上になることから、緊急事態宣言等による営業時間の短縮及び酒類提供禁止の対応が、減収の主な要因だとしている。

直営全店売上高のうち、店内売上高は前年を下回ったが、店外売上(テイクアウト・デリバリー)は、前年同月比51.2%増と大幅に増加しており、店外売上が占めるシェアが45.8%(前年同月33.9%)に達したことからも、引き続き店外売上がコロナ禍における売上を牽引した。

同社の上半期直営全店売上高は、上述の通りテイクアウト・デリバリーのコロナ禍における強い需要を取り込むとともに、タイムリーな販促活動を実施したこと等により、苦境が続く外食業界において、その水準を大きく上回る前年同期比3.1%増となる見込み。

■リンガーハット(2021年2月期:340億円)
既存店売上高2.7%減、客数11.9%減、客単価10.4%増。

うちリンガーハットは売上高2.6%減、客数12.7%減、客単価11.6%増。

浜かつは売上高2.7%減、客数6.2%減、客単価3.7%増。

全店売上高11.6%減、客数19.9%減、客単価10.4%増。

9月は出退店0、期末店舗数はリンガーハット603、浜かつ85、その他5、合計693店。

■ハイデイ日高(2021年2月期:295億円)
既存店売上高37.8%減、客数28.5%増、客単価13.0%減。

全店売上高38.8%減、客数28.4%減、客単価14.5%減。
全店売上高の2020年2月期7月度との比較は、50.4%減。

出店1、退店0店、店舗数446店。

■幸楽苑(2021年3月期:売上高265億円)
既存店売上高16.5%減、客数16.8%減、客単価0.3%増、店舗数432店。

全店売上高19.2%減、客数18.7%減、客単価0.5%減、店舗数432店。

9月度は、は緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置が継続された影響を受け、客数は前期比16.8%減だった。

厳しい状況が続く中、創業67周年幸楽苑「創業祭」を開催し、フードコートにらーめん業態とからあげ業態をミックスしたハイブリット型店舗をオープンしている。

■ペッパーフードサービス(2020年12月期:売上高310億円)
いきなり!ステーキの既存店売上高23.7%減、客数21.4%減、客単価2.9%減。
全店売上高37.0%減、客数34.9%減、客単価3.2%減、国内店舗数235店。

レストラン事業の既存店売上高25.8%減、客数23.1%減、客単価3.5%減。
全店売上高25.4%減、客数22.8%減、客単価3.3%減。

9月13日~10月31日の間、いきなり!ステーキのフードコート・レストランコート店舗にて、「チーズトマトハンバーグ」の販売を開始した(200gライス付き税込1200円)。

9月29日~10月5日、いきなり!ステーキロゴ入りミニチェアが抽選で当たる、公式Twitterの「フォロー&リツイートキャンペーン」を実施した。

■壱番屋(2021年2月期:売上高442億円)
既存店売上高11.2%減、客数12.6%減、客単価1.6%増。

全店売上高12.0%減、出店3、退店1、店舗数1462店。

客数は、緊急事態宣言等による要請に基づいて約9割の店舗で営業時間短縮を行ったことにより、前年比12.6%減となっている。

客単価は、ウーバーイーツや出前館等の配達代行が伸びたこと等により、1.6%増だった。

カレーハウスCoCo壱番屋では10月1日より、全店(一部特殊店舗を除く)でモバイルオーダーを導入している。

■大戸屋(2021年3月期:161億円)
既存店売上高7.8%減、客数6.0%減、客単価1.9%減、店舗数300店(FC店177店)。

全店売上高17億9394万円(9.2%減)、店舗数312店(FC店183店)。

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