カジュアル衣料/4月既存店ユニクロ18.9%増など気温上昇で夏物好調

2024年05月28日 13:00 / 月次

カジュアル衣料4社の4月度の営業概況によると、既存店売上はユニクロ18.9%増、しまむら6.3%増、西松屋7.8%増、ハニーズ3.5%増となった。4月は気温が高く推移したため、各社とも夏物の販売が好調に推移した。

<4月実績>

社名 既存店売上高前年同月比 全店売上高前年同月比
ユニクロ 18.9%増 20.3%増
しまむら 6.3%増 6.3%増
西松屋 7.8%増 11.1%増
ハニーズ 3.5%増 4.4%増

■国内ユニクロ事業(2023年8月期:売上高8904億円)
既存店(718店)+Eコマースの売上高は18.9%増、客数6.8%増、客単価11.3%増
直営店(790店)+Eコマースの売上高は20.3%増、客数8.1%増、客単価11.3%増
出退店は、出店5店、退店2店だった。

4月は、気温が高く推移し、打ち出した商品と実需がマッチしたことで、夏物商品を中心に好調な販売となり、既存店売上高は大幅な増収となった。

しまむら事業(2023年2月期:売上高6161億円)
既存店売上は6.3%増
全店売上6.3%増、客数4.1%増、客単価2.1%増
出店0、退店0で、月末店舗数1415店

4月度は、月度半ば以降の気温上昇に伴い夏物の販売が好調に推移した。婦人アウター衣料では、トレンドのビスチェやデニム、チュール素材のアイテムが売れ筋となった。子供アウター衣料では、キャラクターとインフルエンサーのコラボ商品やJBの打ち出しが高消化した。実用品では「FIBER DRY」の肌着やスリッパが好調だった。

■西松屋チェーン(2023年2月期:売上高1695億円)
既存店売上高7.8%増、客数2.2%増、客単価5.4%増
全店売上11.1%増、客数5.8%増、客単価5.1%増
出店5店、退店3店で、月末店舗数は1112店舗

4月は、気温の上昇に伴い、春物衣料や夏物衣料の売上高が大きく伸びた。加えて、育児・服飾雑貨の売上高も期間を通じて好調に推移した。

■ハニーズ(2023年5月期:売上高548億円)
既存店売上高3.5%増、客数4.2%減、客単価8.0%増
全店売上高4.4%増、客数3.4%減、客単価8.1%増
出店6、退店1、月末店舗数876店

4月は、気温の上昇に伴い、春物初夏物が好調に推移し、既存店売上は前年を上回った。商品としては、カットソー、ブラウス、パンツが売れ筋となった。

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