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丸亀製麺を運営するトリドールは2月5日、マレーシアで人気のヌードルショップを運営するUtara 5 Food and Beverage Sdn Bhdに出資し、同社が運営する業態「Boat Noodle(ボートヌードル)」をグループ化すると発表した。
今後、2025年末までに東南アジアを中心に1000店体制の構築を目指す。
ボートヌードルとは、タイの水上マーケットで働く人たちが日常的に船の上で食べていた、小さなスープヌードルをルーツとしている。
船上で手軽に食べられるサイズのヌードルを日本の回転ずしの要領で、自分が食べたい分を注文し、食べ終わった器を積み上げながら食べ進めるスタイルで、その手軽さと美味しさ、視覚的な楽しさが東南アジアを中心に人気のファストフードカテゴリーの1つとなっている。
ボートヌードル業態は、お客の目の前で調理をする高い実演性が、トリドールのこだわりである店内調理による臨場感と共通点もあることから、グループ化した。
お客の目の前で調理する、こだわりのスープヌードルは1杯1.9リンギット(約53円)。現在、ASEAN諸国で日本同様に約300円程度でうどんを提供している主力業態「丸亀製麺」とは異なる、新たな客層に外食機会を提供する。
スープヌードルは、豚肉を使わないポークフリー業態でもあり、現在、イスラム教徒が安心して食事のできるレストランの証であるハラル認証も申請中で、今後、イスラム圏での展開も期待できるという。
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