TSUTAYAは2月5日、すでに絶版となった本を全国835店のTSUTAYAの書店員が選定し、復刊を行うプロジェクト「復刊プロデュース文庫」を開始すると発表した。
第1弾として、2月9日に「九月の恋と出会うまで」(双葉社)を発売する。
全国のTUSTAYAの本の目利き書店員たちが、すでに絶版となっている文庫本の中から、「今、本当にオススメしたい文庫を厳選し、再び良質の本をお客に届けることを目的にしたプロジェクト。
2015年7月から復刊プロジェクトを企画し、絶版本の中から全国のTSUTAYA書店員が110作品を推薦し、「今、本当にオススメしたい文庫」恋愛部門第1位になったのが、時空を超えた奇跡のラブストーリー「九月の恋と出会うまで」(双葉社)だった。
復刊プロデュース文庫は、4月、6月、8月にも復刊を発売する予定で、年間約12本の復刊本を全国のTSUTAYA店舗で展開する予定だ。
今回の企画に先立ち2013年12月~2015年5月まで、試験的に11作品を復刊したところ、有名作家新作も重版が厳しいといわれる中、9タイトルに重版がかかるというヒットを重ねた。
中でも、「どんでん返し」(双葉文庫)は11刷9万部という異例のヒットとなり、有楽町店で販売した「人喰いの時代」は1店1400冊以上を販売するなど、予想以上の反響を得て、個店での展開にとどまらず、今回の全国的な展開に至ったという。
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