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大手百貨店/6月5社そろって増収、夏セール・インバウンド好調

三越伊勢丹ホールディングス、J.フロントリテイリング、高島屋、エイチ・ツー・オーリテイリング、そごう・西武は7月2日、6月の売上速報を発表した。

<百貨店イメージ>
百貨店イメージ

三越伊勢丹12.1%増、J.フロントリテイリング4.7%増、高島屋4.7%増、エイチ・ツー・オー3.0%増、そごう・西武4.9%増となった。

各社ともに、前年に比べてクリアランス期間の土曜日が一日多く、売り上げが好調に推移。

エイチ・ツー・オーリテイリングでは6月1日に開業した、阪神梅田本店建て替え第Ⅰ期棟が、計画比約3割増の売上となった。

インバウンドは化粧品や高額品がけん引し、5社ともに前年同期を上回っている。

■三越伊勢丹(2018年3月期売上高:1兆2688億円)
既存店12.1%増、国内グループ百貨店5.6%増だった。

伊勢丹新宿本店店頭は18.7%増、三越日本橋本店店頭は3.4%増、三越銀座店は17.3%増となった。

東京、名古屋、札幌、福岡の大都市圏を中心に化粧品やラグジュアリーブランドが売上を大きく牽引。

国内百貨店の既存店売上は11か月連続、首都圏の三越伊勢丹の既存店売上も13か月連続で前年実績を上回った。

顧客関心度に合わせてスタートを見直したクリアランスセールは堅調。

梅雨明けを受けて、日傘をはじめ、UV関連アイテムへの関心度が高く、婦人雑貨や衣料品ではラグジュアリーブランドが好調だった。

紳士ではビジネス雑貨、ラグジュアリー、クリエーターズブランドが好調に推移した。

訪日客の増加に伴う来店客数の大幅な増加で免税売上は引き続き好調に推移。日本人顧客同様に化粧品や高額品への関心が高いという。

■J.フロントリテイリング(2018年2月期売上高:4699億円)
大丸松坂屋百貨店の売上高は5.2%増、博多大丸、下関大丸、高知大丸を含めた百貨店事業の売上高は4.7%増となった。

6月度の百貨店事業の売上高は、大阪府北部を震源とする地震による関西地区店舗への影響があったものの、前年に比べてクリアランス期間の土曜日が一日多いことに加え、訪日外国人客を中心に化粧品、ラグジュアリーブランド、高級時計が引き続き好調だった。

大丸松坂屋百貨店合計は16か月連続、百貨店事業合計は15か月連続で前年実績を上回った。

大丸松坂屋百貨店の免税売上高(速報値)は、対前年46%増(客数50%増、客単価3%減)。

店舗別では、東京店が22か月連続、札幌店が19か月連続、心斎橋店が18か月連続で対前年プラスとなるなど、直営14店舗中9店舗と博多大丸が前年実績を上回った。

札幌店3階で4月25日にオープンした「美・食・雑貨」を組み合わせた新編集売場KiKiYOCOCHO(キキヨコチョ)は、若い女性を中心に幅広く人気を集め、6月度も目標を大きく上回った。

■高島屋(2018年2月期売上高:9495億円)
高島屋単体13店の売上高は4.7%増、岡山高島屋、岐阜高島屋、米子高島屋、高崎高島屋を含めた17店の売上高は4.7%増となった。

6月度の店頭売上は、18日に関西地方で発生した地震の影響があったものの、引き続き好調な高額品や免税売上に 加え、クリアランスセールが昨年より1日早い29日にスタートしたこともあり、前年実績を上回った。

店舗別売上は、大型5店のほか、堺店・泉北店・玉川店・柏店・岡山店・岐阜店・米子店・高崎店が前年比プラス。

商品別売上は、婦人雑貨(同社分類による17店舗ベース、以下同じ)・特選衣料雑貨・宝飾品が大きく売上を伸ばした

ほか、紳士服・紳士雑貨・婦人服・子供服ホビー・リビング・食料品などが前年比プラスとなった。

■H2O(2018年3月期売上高:9218億円)
百貨店事業の全社計の売上高は、3.0%増となった。内訳は阪急本店4.1%増、阪神本店13.5%増、支店計2.2%減。

大阪北部地震の影響により、関西各店は、地震当日の休業(6店舗)以後1週間は消費マインドの低下の影響(全店の1ヶ月間の売上高を約4%押し下げ)を受けたものの、阪神本店、博多阪急、阪急メンズ東京の好調な売上が寄与し、既存店ベースで5.8%増を確保。

月末より一気に回復基調に転じた。

1日に開業した阪神梅田本店建て替え第Ⅰ期棟は、既存顧客に加え、狙い通り30~40代女性客が増えるなど、新規顧客獲得が進み、売場面積が2割減少したにもかかわらず、食品を中心に全館好調。

3年ぶりに復活したスナックパークや、話題のパンワールド、リカーワールド゙、関西初登場のハンバーガーレストランなどが集客に寄与し、計画比約3割増となった。

阪急本店は、19か月連続で前年実績を上回った。

夏物商材が苦戦するも化粧品(前年同月比13%増)やラグジュアリー(16%増)が好調な婦人ファッション(10%)が売上を牽引。

高額品(100万円以上)は、前年の大口需要の実績が大きく、前年には届かないものの、100万円以下のジュエリーや時計の動きが好調。

インバウンド(約4割増)は、化粧品のリピーターが増え続けている消耗品(38%増)、高額のジュエリーや時計に加え、ファッションアイテムも好調な一般品(39%増)とともに高伸した。

阪急メンズ大阪は、AWコレクションに対する反応がよく、海外ブランドが好調。アイテム的にはカジュアルな軽衣料の動きがよかった。

■そごう・西武(2018年2月期売上高:7296億円)
そごう・西武15店の売上高は4.9%増、西武池袋本店は6.5%増となった。

ラグジュアリーブランド、婦人雑貨、婦人服、紳士服などが売上を牽引した。

婦人雑貨は化粧品が前年二ケタ伸長。婦人服、紳士服も、気温の上昇に伴い夏物衣料の動きが活発化した。

また、こども服もキャラクター催事の物販が好調で、前年二ケタ伸長。高級雑貨も時計と美術が続伸。食品は生鮮や惣菜、菓子が伸長し、前年売上を超えた。

免税売上高は前年約4割増、免税利用客数が前年約4割増と好調に推移。

化粧品が続伸し、19か月連続の前年伸長となった。

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