三菱地所/京王井の頭線「渋谷駅」直結のオフィス・商業・ホテル複合再開発

2022年11月22日 15:10 / 店舗

三菱地所は11月22日、渋谷区道玄坂二丁目にて参加組合員として新大宗特定目的会社をはじめとする権利者と推進してきた「道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業」について、11月18日に権利変換計画について東京都の認可を受けたと発表した。これにより、三菱地所がプロジェクトにおいて特定建築者としての役割を担うことになった。

<計画地>
計画地

特定建築者制度は、市街地再開発事業において整備する施設建築物を施行者に成り代わり建築させるという都市再開発法に規定された制度で、民間資金やノウハウを積極的に活用することができる。三菱地所は、特定建築者として、施行者(道玄坂二丁目南地区市街地再開発組合)の定める事業計画に基づき、施設建築物の実施設計及び建築を行い、保留床部分を取得する。

<施設概要>
施設概要

プロジェクトは、道玄坂一・二丁目をつなぐ南北のネットワークを形成し、その結節点に来街者の交流・憩い空間としての広場や樹木に囲まれた緑道を設ける計画となっている。また、商業店舗・ホテルといった人々が交流する場を提供し、そこでの人々の活動から生まれる情報を発信することで、渋谷駅周辺から道玄坂に人々を誘引し、渋谷エリア全体の回遊性の向上並びに活性化に寄与することを目指す。ホテルは、TRUNK(HOTEL)DOGENZAKA(仮称)を予定している。

また、防災機能の強化として、帰宅困難者のための一時滞在施設の整備を予定している。オフィス棟については、京王井の頭線「渋谷」駅直結の高いアクセス性と各フロア1500m2超の貸付面積を有する高機能オフィスビルを計画している。

これまで、地元権利者が中心となり2012年4月のまちづくり勉強会設立、2017年9月の再開発準備組合設立、2022年1月再開発組合設立と長年に亘りまちづくりの検討が進められてきた。三菱地所は、2020年4月から事業協力者として、2022年1月から参加組合員として権利者とともにプロジェクトを推進してきた。

今後は、2022年度の解体工事着手、2023年度の新築工事着手、2026年度の竣工を予定している。

■計画概要
所在地:東京都渋谷区道玄坂二丁目38番他
交通:京王井の頭線「渋谷」駅直結
JR「渋谷」駅、東京メトロ銀座線・半蔵門線・副都心線「渋谷」駅徒歩2分
敷地面積:約6720m2
延床面積:約8万7100m2
開発手法:市街地再開発事業、高度利用地区
階数・高さ:オフィス棟地上30階、地下3階、塔屋2階・高さ約155m
ホテル棟地上11階、地下2階、塔屋1階・高さ約60m
構造:地上:鉄骨造、地下:鉄骨鉄筋コンクリート造
用途:事務所、店舗、ホテル等
設計者:三菱地所設計・山下設計設計共同体
デザイン総合監修:北川原温建築都市研究所
事業コンサルタント:都市企画
施工者:未定
解体工事着手:2022年度(予定)
新築工事着手:2023年度(予定)
竣工:2026年度(予定)
参加組合員:三菱地所
特定建築者:三菱地所

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