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羽田空港/地方創生型ラグジュアリーブランド専門店オープン

2023年12月25日 13:30 / 店舗

日本空港ビルデングと東京国際空港ターミナルは12月22日、羽田空港第3ターミナル出国エリア内に、日本発の地方創生型ラグジュアリーブランド「JAPAN MASTERY COLLECTION(ジャパン マスタリー コレクション)JMC」(羽田未来総合研究所運営)のブランドショップをオープンした。

<JAPAN MASTERY COLLECTION>

JMCは、単なるメイド・イン・ジャパン商品の展開ではなく、「守るべき日本の美と技」を未来へ残していくためのプラットフォームを構築し、製品への評価、生産者への資金の還元、後継者育成をジャパン・ラグジュアリーを通じて総合的に目指す。

また、「日本発の地方創生型ラグジュアリーブランド」として、羽田空港から旅立つ国内外の人々のタッチポイントである出国エリア内の新店舗を通じて、日本が世界に誇る技・粋の数々をキュレーションし、オリジナル品も含めてオープン当初は、日本の約30エリアから約400型を展開する。

<出店エリア>

店内は、顧客ターゲットの琴線に触れる心理的キーワードとジャパンプロダクトを掛け合わせた5つのゾーニング展開で構成する。「A:トラベル:婦人/紳士ファッション・雑貨・アクセサリー」は、テイストをトラベルなどカジュアルに寄せ、海外のラグジュアリーブランドが使用している素材や工場を活用し、メイド・イン・ジャパンの素晴らしさが伝わるアイテムを展開する。

「B:上質な日常:陶器・器・ライフスタイル雑貨」は、日常生活で使うことで、生活がより豊かになる、現代の生活様式に合った伝統工芸品などを販売する。「C:趣味:鑑賞・アート作品」は、家の中で鑑賞したり、コレクションするものなど、楽しい気分になるような商品を集めた。「D:JAPAN LUXURY」は、日本を代表する人(デザイナー、クリエイター、作家)とのコラボレーションを中心としたJMCオリジナル商品を含めた商品を展開する。

<店内>

「プロモーション」コーナーのオープン第1弾は、「日本の美術工芸を世界へ実行委員会」による特別展「ひかりの底」を予定する。甘橘山美術館準備室長(小田原文化財団 江ノ浦測候所)を務める橋本麻里氏をキュレーターに迎え、変化し続ける「工芸」の最先端で活躍する作家6名による作品展示と販売を行う。第二弾は、山本寛斎事務所と羽田未来総合研究所の共同のファッション企画「婆娑羅 BASARA」を予定する。

JAPAN MASTERY COLLECTIONは、日本から世界へと人々が日々行き交う羽田空港第3ターミナルに新たに誕生する。そこで、店内環境では、漆作家の手仕事によって仕上げられた、ダイナミックでありながらも繊細な連続した曲げ格子と、そこから溢れる美しい光を活用した。

店内へと足を踏み入れると、そこに陳列されている日本が誇るべき品々が、更に魅力的に感じ、訪れた方が世界へと繋いでいきたいと思えるように、シンプルでありながらも美しく目に留まるようなデザインを施した。

JAPAN MASTERY COLLECTIONを通じて、日本各地のマテリアル、手仕事、継承されている技術や伝統などが凝縮された品々を、実際に目にし、手に取り、体感し共有され、コミュニケーションを深めることによって、訪れる人々に、さらに日本への関心や感じたことを伝えていきたいと思える場となることを目指す。

<商品ディスプレイ>

接客サービスでは、百貨店クオリティの接客訓練を受けた13名のスタッフを配置。常時、日本語・中国語・英語に対応できる接客サービス体制を整えた。マーケティングでは、購買データや、二次元コードを活用した商品閲覧データ分析から、生産者へ情報をフィードバックし、商品開発へ反映させる。

<二次元コードを活用>

店頭商品の約7割の商品展示の横に、二次元コードを設置し、スマートフォンで読み込むと、3言語(英語、日本語、中国語)で商品説明(産地・生産者・商品)や、画像が閲覧でき、商品背景含めた認知を促す。さらに、興味・関心をもってもらうとともに、閲覧データから、“どの商品に関心が高いのか”“どの国の人が購入したのか”など相対比較が可能となる工夫をした。

そのほか、JMCの世界観を伝える動画を、店舗内で放映する。動画は、日本各地にある緻密で丁寧なものづくりの技術力の素晴らしさを、羽田空港を訪れる国内外のお客に感じてもらえるイメージ動画を作成した。

<大西社長>

羽田未来総合研究所の大西洋社長は、「JMCを通じて、歴史や文化に裏付けされた”ものづくりを産業化”し、生産者へ還元される”循環型のプラットフォーム”を構築することで、後継者の育成や地域での新たなビジネス創出、地域への評価向上へつなげ、日本の国力向上に貢献したいと考えている。また、ファッション業界が抱える欧米ラグジュアリーブランドへの依存体制から脱却し、オールジャパンでサプライチェーンを変革することで、日本のものづくりへのグローバル評価を上げ、日本発のラグジュアリーブランドの確立を目指し、羽田ならではの新たな価値を創出・提供する」とコメントしている。

■JAPAN MASTERY COLLECTION
(ジャパン マスタリー コレクション)
所在地:羽田空港第3ターミナル 出国エリア内       
※国際線に搭乗する顧客が利用する出国エリア
店舗面積:約188m2
営業時間:7時~23時
運営:羽田未来総合研究所

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