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京都ポルタ/2~5月に38店舗リニューアル、Z世代などターゲット拡大

2024年01月19日 16:15 / 店舗

JR西日本京都SC開発が運営する「京都ポルタ」は1月19日、2月~5月にかけて新店19店、移転・改装19店の計38店舗を順次リニューアルオープンすると発表した。

<計38店舗をリニューアル>

2023年3月に「京都駅前地下街ポルタ」、「京都駅ビル専門店街ザ・キューブ」の2施設を「京都ポルタ」に統合してから、まもなく1周年。この間、両施設がこれまで別々に計画・展開してきたフロアコンセプトを顧客目線で見直し、お土産・食料品を除く物販店の3割に相当する規模のリニューアルを行う。物販店は概ね3月に、飲食店は4月以降の開業を予定している。

リニューアルの内訳は、ファッション衣料17店、ファッション雑貨10店、コスメ4店、食物販1店、飲食6店の新店を含む計38店舗。統合以前、旧2施設ともミレニアル世代の女性を主要顧客に想定していたが、京都駅直結の立地もあり、実際にはほかの顧客層にも利用されていた。

そこで今回は「Z世代の女性」や、隣接するジェイアール京都伊勢丹を利用する「大人女性」にも訴求。加えて、男性の利用も想定したユニセックスで利用できる店舗も拡充し、より幅広い客層が楽しめる施設にするという。

<エリアごとにコンセプト設定>

エリアごとにコンセプトを設定した。南エリアのコンセプトは、「これからを生きるZ世代の自己実現を叶えるファッションやコスメを提案」と「自分らしさを大切にする大人女性に上質なライフスタイルをサポート」の2つ。

Z世代に人気の店舗が続々オープンし、ファッション衣料では、日本再上陸を果たしたFOREVER 21が京都初出店。約198.34m2の店内に、本国米国・日本オリジナルの厳選された商品を展開する。「大人女性」に向けた上質なライフスタイルも提案し、肌にやさしいミネラルコスメを提案するエトヴォスが京都駅エリアに初登場する予定だ。

一方、西エリアのコンセプトは、「ミレニアル世代のリアルでおしゃれなライフスタイルをプロデュース」、「ユニセックスで買い物を楽しめる店舗展開」とした。

ミレニアル世代に向けたレディースファッションの強化として、大人カジュアルなスタイルを提案する「スピック&スパン」などが新規出店。アクセサリーでは、女性らしさを大切にした耳まわり専門のアクセサリーブランド「ミミ サンジュウサン」が京都初出店。ユニセックス向けには、眼鏡専門店ゾフが面積を2.5倍に拡大して、南エリアから西エリアに移転オープンする。

また、飲食では2022年に閉店した「スープストックトーキョー」が西エリアに再出店。京都駅ビル11階の飲食ゾーン「ポルタスカイダイニング」では、カウンター寿司業態「金沢まいもん寿司 珠姫(たまひめ)」が関西初出店となる。このほか、ショップリニューアルに合わせて、JR京都駅地下東口改札横のエントランスなどの共用部環境も刷新するという。

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