名古屋市・星が丘ボウル跡地/「星が丘テラス」の増床含む複合ビル新設

2024年10月02日 10:20 / 店舗

東山遊園は9月30日、名古屋市千種区の「星が丘ボウル」跡地(2023年12月5日営業終了)で、新たな街区開発「(仮称)星が丘ボウル跡地プロジェクト」の計画を発表した。

<全体イメージ>

同計画地は、東山遊園が運営する商業施設「星が丘テラス」に隣接。名古屋市営地下鉄「星ヶ丘駅」徒歩3分の利便性の高い場所に位置し、東山動植物園、平和公園といった豊かな緑地環境に囲まれた立地ででもあり、多くの大学や高校が存在する。良好な住環境の維持が期待できる文教地区にも指定されたエリアだ。

開発コンセプト「New nature, new me」。星が丘エリアの緑に恵まれた居心地の良い環境をさらに磨き上げ、また街を訪れる人がさまざまな出会いにより、自身の自己実現につながっていく街づくりを目指す。

プロジェクトの1期工区としては、東山遊園が「星が丘テラス」の増床を含めた複合ビルを新設。加えて、学校法人椙山女学園が大学施設を新設するとともに、2事業者共同で街に開かれた歩行者動線や広場の一部を整備する。

このうち、「星が丘テラス」の増床となる商業エリアは、アウトモールとしての街歩きの楽しさをこれまで以上に創出するとともに、開発コンセプトに沿った「自然体験・共生を体験できる店舗」や「知的好奇心を刺激する出会いに溢れる店舗」等の導入を検討中。モノだけでなく価値観を共有できるコミュニティや、居心地の良い環境による新たな価値を提供していく。

街の賑わいを創出するとともに、椙山女学園とも連携しながら知的好奇心や学び心を刺激し、豊かな文化的体験や交流を提供する店舗や施設とする予定だ。

続く2期工区として住宅用途の新設、さらなる商業施設の増床を計画しており、最終的には「商」「学」「広場」「住」を一体として開発する複合開発プロジェクトとなる(最終的な開業は2028年春予定)。

なお、今回は1期計画概要の発表となり、2期計画概要については2025年春に発信予定だという。

■(仮称)星が丘ボウル跡地プロジェクト
所在地:愛知県名古屋市千種区星が丘元町16-45
敷地面積:街区全体1万8510.24m2(既存第2星が丘駐車場/星が丘テラス一部含む)、一期A区1万1254.35m2(既存第2星が丘駐車場含む)
用途地域:近隣商業地域
建ぺい率:80%
容積率:300%

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