ヴァンネット/国内唯一のワイン投資ファンド、破産で負債40億円
2016年03月09日 11:50 / 経営
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帝国データバンクによると、ヴァンネットは3月7日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日同地裁から破産手続き開始決定を受けた。負債は債権者約530人以上で、約40億円を超える見込み。
2000年7月に設立した、日本国内で唯一のワイン投資ファンドの組成・運営会社。2001年4月から2014年6月までの間に合計25本のワイン投資ファンドを組成し、延べ1989人の出資者から総額約77億4600万円の出資金を集めて運用を行ってきた。
2015年12月3日に代表が過年度のワインの買い付け・売却に関して虚偽の報告をしていた事実が判明。
12月25日付で、関東財務局長から、不正又は著しく不当な行為を行なっている状況があるとして、第二種金融商品取引業の登録取り消しと、業務改善命令を受けていた。
その後、弁護士による調査を実施した結果、投資対象のワイン商品在庫が激減していた事実が明らかとなり、今回の措置となった。
現在、未償還のファンドは合計14本、未償還の出資金総額約36億7372万1900円で、未償還出資者は523人という。
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