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凸版印刷、イオレ/ネット広告事業で資本提携

2017年07月21日 10:10 / 経営

凸版印刷は7月、イオレの一部株式を取得し、インターネットマーケティング領域におけるビッグデータを活用した広告事業を共同で推進することに基本合意した。

イオレは、670万人が利用する日本最大級の連絡網サービス「らくらく連絡網」を運営するとともに、属性が明らかな1000万以上のデータを活用し、最適な広告配信ソリューションpinpointを提供するベンチャー企業。

今回、凸版印刷がイオレの株式を取得するとともに、凸版印刷とイオレは、凸版印刷の電子チラシサービス「Shufoo!」とイオレの連絡網サービス「らくらく連絡網」のビッグデータを基盤とした、インターネット広告サービスを共同で開発・販売する。10月のサービス開始を計画している。

「Shufoo!」の匿名化データを管理するDMPと、イオレの匿名化データを管理する「pinpoint」のDMPを連携させ、両者のデータに基づいて、各種SNSや、ニュースサイトなどの様々なWEBサイトで広告を配信できるサービスを開発する。

<取り組みイメージ>
取り組みイメージ

イオレは、「らくらく連絡網」の属性が明確な登録データを活用し、大学生や、主婦などのユーザーの属性に応じた広告配信サービスを提供してきた。今後、「Shufoo!」のデータを「らくらく連絡網」のデータと合わせて活用することにより、生活者の日常の買い物エリアや、閲覧したチラシのカテゴリに合わせた、個人を特定しない形式(匿名加工情報)でのターゲティング広告配信を実現する。

また、凸版印刷の「Shufoo!」の累計3000万人、10万店舗の閲覧ログを分析し、複数の閲覧店舗の位置からユーザー毎に「日常買い物行動圏」を生成することで従来のGPSを活用した位置情報では把握しづらかった、エリアと生活者の目的とを紐づけたターゲティングを可能にし、主に地域を重視する広告の効果を高める。
 
両社は、メーカーや流通小売など幅広い業界において高まる求人採用ニーズや顧客獲得ニーズに対し、急成長する運用型広告での課題解決と販売拡大を目指す。
 
■イオレ概要
設立:2001年4月25日
資本金:3億8270万円 ※2017年4月1日現在
従業員:71名 ※2017年4月1日現在
代表取締役社長:吉田 直人
事業内容:PC・携帯電話・スマートフォン向けサービスの運営
所在地:東京都港区高輪3-5-23 KDX高輪台ビル9F (旧 SIA高輪台ビル)

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