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移動スーパーとくし丸/2018年度、稼働目標500台に

2017年08月22日 14:07 / 経営

オイシックスドット大地は、子会社で移動スーパーを展開する「とくし丸」の事業について、2018年度末を目途に500台の稼働を目指すと発表した。

<移動スーパーとくし丸>
移動スーパーとくし丸

<稼働台数の推移>
稼働台数の推移

移動スーパーとくし丸は2012年に開業以来、地域密着型SMの協力の下、稼働台数、流通金額共に順調に増加している。

これまでの導入実績や以下の要素を受け、多店舗展開するSMでの導入が進み、2017年1月以降は、ベルク(100店)、関西スーパー(65店)と提携した。

3月末時点で、65社のSMと提携し、36都府県で205台が稼働している。

天満屋ストア(46店)が6月に21台目が開業するなど一事業として順調に売り上げを伸ばしている。

秋には、いなげや、コモディイイダがとくし丸事業を開始する予定だ。

<とくし丸の仕組み>
とくし丸の仕組み

事業は地域に根ざした販売パートナーによって支えられており、200人を超えるのオーナー経営者(個人事業主)が全国3~4万人のお客にサービスを提供している。

今回、販売パートナーの採用強化を進め、募集ホームページを8月にリニューアルする予定だ。

とくし丸の販売パートナーの仕事は、やりがいと収入を両立できる地域の新しい働き方として注目されており、最近ではミドル世代の女性販売パートナーが増加傾向で全体の18%を占めている。

とくし丸の販売パートナーは、移動スーパーとくし丸の車両を所有し、提携スーパーが取り扱う生鮮食品や生活雑貨等の移動販売を行う。

拠点となる地元スーパーの協力で、仕入れは「0(ゼロ)」とし、いわば「販売代行」を行う仕組みとなっている。

1商品につき、10円を店頭価格にプラスして販売。ここから出る利益と販売パートナーと提携スーパーで5円ずつ還元する。

そのため、生鮮食品のロスを心配せずに販売できるほか、販売エリアでの顧客開拓やノウハウなどはとくし丸本部が丁寧にサポートする。

<販売パートナーの書籍も発売>

4月には京都で活躍する女性販売パートナーのブログが書籍化され、出版イベントなども開催されたという。

■移動スーパーとくし丸
http://www.tokushimaru.jp/

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